のど飴 ページ13
公園を出て、右、
街頭で明るく照らされている
歩道の先に、さらに明るい空間が見える
俺は、そこまで、小走りに走った
外から見えるガラス越しにには、
かぐやの姿は見えず
ドキドキしてしまう
〜♪
店内に入ると、いつもの店員が、頭を下げる
俺も、悟られたくなかったのか、
一瞬冷静を装いながら、
軽く会釈した
グルっと店内を回ったが、
やはり、かぐやのすがたは、見えず、
俺は、
雑誌コーナーの前で立ち止まってしまう
なんで、怒鳴っちゃったんだろう
俺は、さっき、かぐやが手にしていた
雑誌を手に取る
かぐや・・・
かぐやがあと行きそうなところは、まったく見当がつかない
俺は、雑誌をもとにもどし、
このまま、外に出るのは、なんだかバツが悪いから、
レジの前の、普段、手に取ることもない、ベリーののど飴を、店員に渡した
「袋。ご利用ですか？」
智「あ・・・いや。そのままで」
すると、そのパッケージに、シールを貼り、
にっこり笑い、手渡してくれた
「今日は、冷えますね、お気をつけて」
と、声をかけてくれたのを
思いっきり、作り笑いで
「ありがとう」
と答えた
俺は、そのまま、コンビニの外に出て、
空を見あげると
月が、澄んだ空気のせいで、
くっきり浮かびあがっていた
かぐや・・・
俺は、後ろにポケットから、
スマホを出し、あかりちゃんにかけた
夜中だってわかってたけれど
ただ
ただかぐやのことを、よく知ってるあかりちゃんには
聞いてほしかった
ｐ−ｐ−ｐ−ｐ−ｐ−
「もしもし」
あれ？
俺は、思わず、スマホを、耳から離し、
確認する
スマホには
ちゃんと、「二宮あかり」ってなっている
？
智「ニノ？」
和「そうですが？うちのあかりに、こんな夜中に何か？」
智「あ・・・いや・・・ていうか、なんで？ニノ？」
かぐやの件で、動揺してる上に、
さらに、動揺する
和「なんでって、あかりのもんは、俺のんもん」
智「ジャイアン的な？」
和「バカ言ってんじゃないよ、で、何？あかりになんのようなの？」
智「あ・・・いや、なん・・・」
和「なんでもないとは、言わせませんよ、わざわざ、夜中に、うちのあかりに電話をかけてくるなんて、まぁ、かなり重大なこととしか思えませんけどね
まぁ、ちなみに、俺、今収録続いてるから・・・」
あ・・・そっか、今日、一人ずつ、撮っていってるから
ニノが最後だったわ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 768人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チェリー(プロフ) - こんにちは！ずっと見させていただいております！移行も、楽しみにしてました(^o^)／これからも頑張ってください！！ずっと応援してます！ (2017年7月3日 23時) (
レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» うふふ (2017年7月3日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» かぐやちゃんのことわかってきた？よかったwww (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» かよちゃん、なんやかんやで、移行しちゃったwww 短編の予定だったのになぁ (2017年7月3日 19時) (レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 紫姫さん» 大好きやもん！ゆっくりやけど、かぐやちゃんも分かるようなってきて楽しみになってる！ (2017年6月29日 21時) (レス) id: 9653387dc9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫姫
| 作成日時：2017年5月2日 8時
