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和が日本に戻ってきて
ちょうど１週間がたった
和の態度は日増しに彼氏感満載で
そのたびに、私がにっこり笑って否定する毎日だった
「A？、今日の夕飯何？」
「は？」
横で勝手に自分のデスクを作った和が
私の顔を見て懲りずににっこり笑う
明らかに回りが聞き耳立ててるのがわかる
みんなが一斉にPCのキーボードをたたく音が聞こえる
私もすかさず
「和のおごりなら、ねぇ雅紀？」
と目の前で、これまた必要以上にカチャカチャ音を出してる
雅紀ににっこり笑う
「え？は？・・・うんっ
え？」
明らかに動揺しすぎだろ
「あのさ、雅紀、変な勘違いして欲しくないんだけど？」
「え？いや、してない、してない
この間、二人でドロンして何してたかって・・・」
「してんじゃん」
と突っ込むと
その後ろで大爆笑する
大野課長
「ちょっと課長までやめてください」
すると
PCを見たまま
すました顔で口を開いた和
「ほんとバカだねぇ、
誰があなたに奢るのさ
それに、考えたらわかるでしょ
誰が外で食べるって言うんだよ
俺が家が好きなの知ってるでしょ
あ・・相葉さん呼ぶ？A
俺たちの愛の巣」
「は？誰が愛の巣よ」
カチャカチャと
急に「俺何も聞いてませんよ」感を出す雅紀
「ちょっと、雅紀までやめてよ信じるの
一緒に住むどころか
そもそも、和、私の家知らないから」
「え？そうなの？ニノ？」
「え？」
いやそこ、とぼける所じゃないし
「だから、雅紀、信じて
ほんとにこの子のホラだから」
「なんだ、ニノ、俺と一緒じゃん
びっくりしたぁ
俺も知らないよAの家
なんだ一緒一緒、仲間仲間」
そう言って
さっきまでわざとらしくカチャカチャと
キーボードをたたいてた雅紀から
PCから顔をあげて
満面な笑みを浮かべて、私と和を見る
いや、なんか違う
だいぶずれてる
でもその笑顔
うん、なかなかいいアシスト
「そうだよねぇ、Aの家知らないよね
あぁ、良かった、仲間仲間
ていうかさ
きっと誰も知らないよね」
なんだか平和そうな雅紀の声を聴きながら
私は深いため息をつきながら、
今日上がってきた資料の整理に着手する
すると、後ろから
「ふーん、そうなんだ
俺は今井の家、知ってるけど？」
と、久しぶりに聞いた重低音のその声に
私はヒヤリと
無心にたたいてたその指を止める・・・あぁ最悪だ
しかも、なぜわざわざ、
私の家に言った報告をこの人はしたんだ・・・
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yashuchar1031(プロフ) - 紫姫さん» ぶふっw ちょいちょい出てくる過去の恋愛話にパンチありますもんねww (2021年4月6日 0時) (
レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 紫姫さん» ありがとうございます(T ^ T)今しかできないこと。頑張ろうと思います！紫姫先生の言葉を見て、元気になりました！今日からまた頑張ります！紫姫先生の小説にいつも元気もらってます。どうか無理をしないで、元気で健康でいてほしいです。 (2021年4月5日 20時) (レス) id: d2356e5600 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうやら、侍スイッチがそこにあるみたいｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 今、やりたいことを一生懸命やるのが一番だと思う。今は選択肢もたくさんあるし、例え間違っていてもいくらでも修正が聞くから。私の年代になると選択肢も狭まるし、時間も限られてくる、だから子供たちにもよく言ってるの「やりたいことは今」ってｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» あはは、実は書いてる方も結構楽しかったりします。自分で書きながら、笑ってる時ありますｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年11月26日 17時
