第三十話 ページ30
大「へぇ、、、。」
ニヤッと笑って言う大輝。
なんだろう、複雑。
フェアリーテイルとして。
あの大輝のあの攻撃を受けても立ち上がったラクサス。
すごく誇りだし、さすがって。
そう思うけど。
クイーンズティアラとして。
大輝に勝ってほしい。
彼の頑張りを、実力を。
私はよく知ってるから。
だから。
『がんばれ。』
ぽつり、呟く。
どちらともなく、私は。
がんばれって。
そこからは、ラクサスももう捨て身で。
大輝はそれを余裕そうによけ続ける。
でも。
大「っ、」
ラ「おらぁっ!!」
一発。
ラクサスの拳が大輝に入った。
沸き立つフェアリーテイル。
それに対して。
涼「わ、入ったっスね。」
征「気を抜いているからだ。」
いたって冷静。
だって、負けないもの。
さ「でもっ!今のスピードほら!」
ピコンッ。
アーカイブのさつきは、さっきから情報処理に精を出している。
真「こっちでも同じような結果が出てるのだよ。」
真太郎も実はアーカイブ。
唯、真太郎のは攻撃型アーカイブ。
さつきのは情報処理に徹したアーカイブ。
だから、真太郎はメンバーに入ってないのよね。
敦「!これ峰ちんの通常の時と同じくらいの速さあるよー。」
『ふふっ。フェアリーテイルですから。』
テツ「Aさんは、どちらが、、、」
『テツ。』
テツ「っ、」
私は下の2人に目を向ける。
大輝からの魔力が倍増し、ラクサスが動けない状況だ。
『私は、このメンバーを信じてるわ。』
それは、どの真実よりも確かなものよ。
そう呟いて。
私はまた2人に神経を向けた。
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作者名:ヒヨコ | 作成日時:2014年4月20日 13時