基本自由行動 参 【男主】

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『…さっむ……外なんて出なきゃよかった…



家帰ってアイツらとポーカーでもするか』








外を歩き始めて数十分、体温調節が限界を達したので家に帰ろうとしたところ、近くで何かもの音が聞こえた










『……？』










こんな夜になんの音だ、と近寄ってみれば、ゴミ捨て場にタケミっちとイヌピーが居た


しかもガムテープでぐるぐる巻き、傷だらけ









『…は？なにしてんの、拘束プレイ？』










タケ「A、くん…、？」











『……どういう状況』













戸惑いつつも2人の拘束を外してやる。


イヌピーはまだ気を失ったままだ










タケ「ごめんなさい……




伍番隊の人に捕まえられて…



ココ君が天竺に、」










『…ん、と………どういうこと？




伍番隊って、ムーチョと春千夜か？』









理解が出来ずに、ひとつずつ質問していく。









タケ「ムーチョくんと、髪の長い人でした、」










『…春千夜だな、



なんで拘束されてんだ？』









タケ「壱番隊の奴と俺の家で話してたら急にボコられて拉致られました…




そのまま車に乗せられて…






気がついたら変な建物に、」









『…なんでイヌピーも拘束を？』









タケ「俺が建物に入る前から、イヌピー君とココ君は拘束されてたみたいで…





ムーチョ君はココ君を天竺に引き入れたかったぽくて、それの脅しのためにイヌピー君とオレを殴り始めました」








『……うん、』









タケ「俺らは拘束されながらも頑張ったんすけど…





結局、ココ君が天竺入りを認めて、俺らはゴミ捨て場に…






すんません、ココ君守れませんでした、…っ」










『……おいおい、泣くなよタケミっち。



悪いのはムーチョ達、伍番隊だ』












話終わると、目に涙を浮かべたタケミっち。



頭をぽんっと撫でてやると、隣で気を失っていたイヌピーも起きた

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