お話 ページ19
セバスチャン「お話…ですか？」
「えぇ、そう。ねぇ、セバスチャンはシエルと契約した事、後悔はしていないの？」
セバスチャン「後悔？なぜです」
「だって、自分の好きな時に魂食べられないし、行動も制限される。私からしてみればあなたがシエルにそんなに入れ込む理由がわからないの。」
セバスチャン「そうですね、では、あなたは死神になった事を後悔した事はありますか？」
「私？」
セバスチャン「えぇ。」
「私は……そうね…。確かに、アンダーテイカーと一緒に居られないのは残念だけど、それでも死神という事に後悔はないわ。だって、私には先輩達や、同期や後輩や、他にもたくさんの仲間がいたから…」
セバスチャン「私は後悔なんてしてませんよ。良くも悪くも…ね」
「そうよね、契約した所で確かに今は行動も制限されるかもしれないけれど、結果的に美味しい魂が食べられるんだもの。」
セバスチャンはお湯で泡を落としてくれる
セバスチャン「悪魔から言われても説得力には欠けますが、私から見ればあなたは十分に愛されていると思いますよ？確かに、あなたのお仲間の事は詳しくは知りません。ですが少なくとも、あの時、あの船に居合わせていた死神の皆さんは貴方のことを愛していると思います」
「……わからない。私、凄く皆のこと大切に思ってる。特にグレル先輩には…凄く悪い事をしたと思ってる。いつも私の事信じてくれたから…だから怖い。だから今はまだあそこへは戻れない…」
セバスチャン「気の済むまでここに居て下さい。坊っちゃん直々に許可も降りているわけですし。体は自分であらえますね？女中のメイリンと交代しますので、何かあればメイリンをお呼びください」
セバスチャンはお辞儀をして出ていこうとする
「セバスチャン、ありがとう。」
「いえ、それでは」
私は天井を見上げてしばらくぼーっと浸かっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
箱 - 素敵な作品ありがとうございます (5月21日 19時) (
レス) id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 続きが読みたいです！…でも1ヶ月以上更新出来てないって事は放置されたままなのか、続ける気がない？とにかく続きが読みたいです!!!!!!!! (2019年2月7日 15時) (レス) id: f8910ba311 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：叶芽 | 作成日時：2018年8月14日 1時
