決心 ページ14
私はアンダーテイカーと別れた後、すぐに協会へ向かった
他の死神達も今回のことを噂で耳にしたのだろうか、アンダーテイカーと繋がっていたということは私はあっち側の立場になる。誰も目を合わそうとはしなかった
コンコン──
「ウィリアム先輩、Aです。入ります」
朝早いということもあり、ウィリアム先輩は自室にいた
ウィル「A!?その格好…大丈夫でしたか!?」
傷だらけの私を見てすぐに中に入れて手当をしてくれた
ウィル「心配していたのですよ。迎えに行ってもあなただけ見つからなかったから」
「ほかの3人は……?」
ウィル「あの3人も傷が深くて見てもらってます。特にグレル・サトクリフに関しては酷いですね」
「そんな…」
ウィル「それよりも上がカンカンです。寝て体を休めて欲しいところですが1度詳しく話をしてもらって、」
「先輩、私、決めました。私、協会やめます」
ウィル「へ?」
私のいきなりの提案にウィリアム先輩は気の抜けた声を出した
ウィル「何を…言ってるんですか?」
「ここにいてもいい事はないです。私にとっても周りにとっても。周りは私に既に不信感を抱いている。」
それから私はきのうの事を話した
そしてこれからどうして行きたいかも。アンダーテイカーの事も
ウィリアム先輩曰く、協会側は私を辞めさせる気はないらしい。今回、私は辞めるのではなく、特別に休暇を貰えることになった
期限は自分自身のことがひと段落ついて、周りの不信感が無くなるまでとの事だった
アンダーテイカーのことはあくまで恋仲として上は捉えてくれたようで、私が直接的に動く死体と関わった証拠もなかったために見逃してくれた
ただし、休暇中はデスサイズは協会側が預かる事になり、しばらくの間は死神では無くなるわけだ
私はこれから人間界でしばらく暮らすことを伝えた
行先はひとまずファントムハイヴ家を頼ってみることにした
シエルくんの元なら身の危険は多少は保証される。
ウィル「大丈夫ですか?いくら契約をしているからと言っても、あれは悪魔ですよ?死神と悪魔と人間が仲良く共同生活がおくれるとでも?サーカス団員になったあの短期間さえ私は苦痛だったのに、」
「大丈夫です。セバスチャンは私のことを襲ったりしませんし」
ウィル「そうですか…。あの3人に会わなくていいんですか?」
「大丈夫。合わせる顔がありませんし」
私はグレル先輩やロナルド、ジュリアに会うことなく協会を去った
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箱 - 素敵な作品ありがとうございます (5月21日 19時) (レス) id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 続きが読みたいです!…でも1ヶ月以上更新出来てないって事は放置されたままなのか、続ける気がない?とにかく続きが読みたいです!!!!!!!! (2019年2月7日 15時) (レス) id: f8910ba311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:叶芽 | 作成日時:2018年8月14日 1時