【碧棺左馬刻】男として生きてる女

偽り42 ページ43

Aside


チュンチュン


鳥のさえずりで起きた


『...ん』


ここ...何処...


見覚えはある...あ、
左馬刻さんの家か...


そうだ...左馬刻さんの家でお世話になることになったんだった


昨日の荷物とか色々運んでもらって...それで...


『覚えてない...』


覚えてないということは寝ちゃったのか...？





｢んっ...｣



？？？

｢ん｣？？




声がしたけど...

布団の中？？？


ﾍﾟﾗｯ


左｢ｽｩｰ...｣



あ、左馬刻さん
お腹の圧迫感は左馬刻さんが抱き締めてたからか

...あったけぇ



『...』


ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


！！うぉぉ...フワフワだ･.｡*･.｡*

ウサギみたいだな...


...というか、脇腹に顔面あるけど苦しくないのか



そして...まつ毛長い

やっぱ綺麗な顔してるなぁ


ちょっと好奇心

頬は...


ﾌﾆﾌﾆ


『！！』


丁度いい弾力

気持ち良い...







『美人さんだなぁ...』ﾌﾆﾌﾆ






ﾊﾟｼｯ



｢誰が美人だって？｣



『っ！！』





起きていらっしゃる...

『お、おはようございます』


左｢おー、はよ｣


...あ、謝ろう...


『えっと...す、すみません...好奇心に負けました』


手ぇ掴まれてるし、言い訳は通用しない
正直に話しましょう...



左｢ふぅ〜ん...で？｣



...で？？？？とは...



左｢どうだったんだよ｣


『ん、あぁ。気持ちよかったです』


左｢素直か...｣


え、駄目だったのか？？



左｢まぁいい、寝るぞ｣ﾊﾞｻｯ


『わっ』


いい匂い←



...思ったけど

僕って匂いフェチなのか？？？

いや...いい匂いが好きなだけか？？


それより


『ね、寝るって...もう朝の7:30ですよ？』


左｢...仕事は｣


『あ...ありません』


左｢ならいいだろ｣


『左馬刻さんはお仕事は...』


左｢まだ寝れる｣



oh......

意外と強情だ

いや...こっちが本質が


『じ、じゃあ左馬刻さんだけゆっくり寝ていてください。僕は起きて着替ぁぁぁ』ｸﾞｲｯ


布団の中に引きずり込まれた


左｢いいから黙ってここに居ろ｣

『えぇ...』


...何か暑くなってきた


『...暑くないです？』


左｢少しあちぃ｣


『じゃあ左｢出ねぇよ｣うへぇ...？』


何で？？？

よほど眠たいのかな...


ﾖｼﾖｼ


左｢...何してんだ｣


『あ、早く寝れるようにと...すみません』


左｢いい。やってろ｣


『何か...赤ちゃんのホワイトタイガーみたい...ﾎﾞｿｯ』


左｢なら今はそれでいい｣ｽﾘｯ









聞こえてた

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