サンタとの約束 ページ24
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コンコン…コンコン…
何か、音がする。
ゆっくりと体を起こし、音を探ると。
窓からその音がなっていた。
ぶおっ…
いきなり開かれた窓から冷たい冷気が暖かかった部屋を冷たくした。
それに暖かかった体まで一気に冷えた。
でも、胸だけは熱かった。
「黒尾……!!」
黒尾「よっ、おじょーさん」
「な、なんで…！？ここ、2階…！？」
黒尾「なんでって…愛の力と俺はお前のサンタクロースですから」
サンタクロースの格好をした黒尾が窓から部屋に入ってきた。
ちょっと照れた顔で言ったから笑った。
すると、黒尾もクスッて笑った。
「サンタクロースなら、プレゼント持ってきてれたのかな？」
黒尾「俺というプレゼント」
「え…」
黒尾「マジで引くんじゃないよ」
「いや、嬉しいけどさ」
黒尾「ってのは、ジョーダンだよ。ジョーダン」
白い袋の中から取り出したのは、可愛いくまのぬいぐるみ。
子供っぽいけど、すっごく嬉しかった。
たぶん、10000円はかかるぐらいの超特大サイズ。
「なにこれ！もふもふ！」
黒尾「可愛いーだろ。これかうの恥ずかしかったんだからな」
「あははっ！黒尾みたいな大男がこれかっていったら私、笑っちゃう」
ちょっと想像しただけで口元が緩む。
黒尾「うるせー。いいだろ」
「ふふっ」
黒尾「……お前が喜んでくれてよかった」
「黒尾サンタクロース。これは私から」
黒尾「おおっ…!!これはケーキ…!!」
「ちゃーんと、食べてね」
黒尾「とーぜん。お前がくれたもんならなんでも食うし」
「熊パンチ！」
黒尾「いでっ！！」
なんか、照れくさくて思わず熊のぬいぐるみで攻撃。
ギャーギャーいう黒尾を沈めて、ケーキを切る。
「じゃ、ケーキ食べよっか」
黒尾「お前も食べるんかい」
「うん、食べるよ」
黒尾「……太るぞ」
「そういうことはいいんですぅ」
ただ、ケーキを食べてお喋りしただけだったけど。
2人だけのクリスマスイブは楽しかった。
今回サンタとの約束書かせていただきましたteruruです。
読んでいただきありがとうごございます。
普段はこんな感じの作品を書いています。
【HQ】私のツイてない男装高校生活】
teruru
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ｒｕ:ｃ - 私の憧れ兼大好きな作者様が揃ってて、発狂しかけました← 一日遅れたけど、黒尾さん誕生日おめでとう。 皆さんこれからもがんばってください!!!! (2016年11月18日 22時) (
レス) id: 202298c49d (このIDを非表示/違反報告)
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