未来はそうそう変えられないものである ページ14
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「……他校の男子に絡まれて、脱がされそうになって、黒尾君が浮気してるってッ言ってきて……、し、してないよね。」
不安げな視線を俺の幼馴染に向けた。
「は！？いや、してないしてないよ。な、してないよな！」
何故か俺に同意を求めてくる。
「いや、知らねーよ。そこまで知ってたら俺たちの関係が疑われるだろうが。」
「とにかくしてないから！」
「黒尾くんがその人のところ行かなきゃまた同じことするって。」
「はっ！？誰だよその人って」
泣きはらす幼馴染の彼女がつらつらと告げる相手の男は中学の頃幼馴染に彼女を奪われた男の名だった。
とうに忘れたらしい幼馴染は知らないと言ってしまった。
馬鹿なのか。
顔も名前も知らなきゃ報復もできねーじゃねぇかと言って彼女抱きしめる。
くっそ、リア充めが。
あの男は確かねちっこい執着心の強い男だったはずだ、痛い目を見なければ彼女に攻撃を続けることだろう。
「Aちゃんのこと送ってやれ俺ちょっと忘れ物取りに学校行くから。お前は追ってくんな。」
「え、ちょ待て」
ろくに声も聞かず走り出した。
家の場所だって知っている相手だってのに名前を覚えるの苦手すぎだろうが。
中学ってのは学区ごとだから俺もお前も家が近い。
迂回してそいつの家に行ったが居らず、高校に行くことにした。
都内でもランクの低い高校。
ガラの悪さでは有名だった。
俺といえば中学時代多少荒れていたのを幼馴染に正された、恩義もある。
礼を返すためにも、誕生日のアイツの幸せを願うためにも、俺の力でどうにかできるならば助けてやろう。
高校に入る。制服の違う俺を見てなんだなんだと絡んでくる奴らまでいる。
ガラが悪い奴ってのは喧嘩でしかものを言えないからほんとに嫌いだ。
クラスなんて知らないし、とりあえずソイツの名前を言ってクラスを聞き出した。
3−F。3階の一番端の教室らしい。
とりあえず入る。
そこにいたのは面影があるような無いような感じのソイツと10人ちょっとの軍勢。
視線が合う。
普通に人数で負ける気がするんだけど。
高校来て3年ろくに喧嘩とかしてないし。
バスケ一筋で頑張っていた。
喧嘩なんて起こしたら普通に問題だろう。
それでもソイツらが話している内容を聞いてしまえば身体は勝手に動いてしまった。
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ｒｕ:ｃ - 私の憧れ兼大好きな作者様が揃ってて、発狂しかけました← 一日遅れたけど、黒尾さん誕生日おめでとう。 皆さんこれからもがんばってください!!!! (2016年11月18日 22時) (
レス) id: 202298c49d (このIDを非表示/違反報告)
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