132話：思い出せる記憶〔Trickstar-遊木真〕 ページ13
ー遊木サイドー
僕がAちゃんを見て思ったことは、『優しそう』だった。
淡々としてるけど、それは最初の時だけで、日が経てば、Aちゃんはとっても話やすい女の子だった。
そして、僕が思った印象通り、Aちゃんは優しかった。
そのことで覚えてることといったら…
先生に頼まれて、クラス分の"大量"のプリントを運ぶのに苦労してた時だね。
ー回想ー
遊「あ〜あ、こんなにプリント貯めてるなんて〜！僕1人じゃ運ぶのに一苦労だよ〜」
僕は、佐賀美先生に愚痴るように歩いていた。
山のようになったプリントを両手に抱えながらだから、たまにバランスが崩れそうになる。
貴「遊木君」
遊「あっAちゃん！どうしたの？」
丁度曲がり角を曲がった時、目の前にいたAちゃんに声をかけられた。
貴「たいした用じゃないんだけど…
…ん？プリント多いね？少し持とうか？」
遊「えぇ！？だ、大丈夫だよ！これくらい…」
貴「言ってるそばからばら撒きそうだよ？本当に大丈夫？」
遊「あ、えっと…」
少し焦ったせいか、本当にプリントの山が崩れそうになっていた。
貴「じゃ、少し貰うね♪」
そう言って、Aちゃんは僕が持っていたプリントを"半分"取った。
遊「Aちゃん、忙しいんじゃないの？
最近プロデューサーの仕事増えたって聞いたし…」
貴「大丈夫！これくらいどうってことないし！
気にしないで？
それに…丁度、遊木君に用もあったしね」
遊「僕に？」
貴「うん」
Aちゃんは笑顔でそう返して、「教室に運ぶんだよね？」と聞いてくる。
僕は、ただただ頷いて、Aちゃんと並んで歩き出した。
歩きながら、Aちゃんからの用件を聞いて、教室にプリントを運び終えた。
ー回想終了ー
他にもたくさんあるけど、僕が真っ先に思い出したのはこれかな？
もちろん、Aちゃんはあれから何も変わってないよ。
だから…
133話：多忙な記憶〔Trickstar-衣更真緒〕→←131話：出会った記憶〔Trickstar-氷鷹北斗〕
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Ｙ - こういう感じの夢小説めっちゃ大好きです！更新頑張ってください (2020年1月26日 14時) (
レス) id: e4e39ef564 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 夢主かっこいい！こういう夢主最強見たいなやつ好き！更新頑張ってくださいね！ (2018年11月13日 3時) (レス) id: a4e426e33d (このIDを非表示/違反報告)
しづ - 夢主さん、めっちゃかっこいいです！更新頑張ってください！ (2017年9月30日 20時) (レス) id: 66c4d0e85a (このIDを非表示/違反報告)
夢見がちP(プロフ) - こうしんがんばってください！ (2017年4月16日 23時) (レス) id: eb09c0480f (このIDを非表示/違反報告)
おれ - 夢主ちゃん、かっこいい!すごくオモシロいです!更新頑張って下さい! (2017年1月9日 3時) (レス) id: 1daab930b4 (このIDを非表示/違反報告)
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