Episode 28 ページ33
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『おや、彼は確か･･･』
【東京卍會の元で見覚えがあるな】
『ね。仕方ない、教師として補導みたいな事はしないとね』
久しぶりに夜雀が肩乗りになってる今晩の見回り。流石に昨日暴れまくったせいか、呪霊も少ない。こちとらありがたづくめなんだけど、でも彼を見つけちゃったせいで暇な夜じゃなくなりそうかもね。
公園のベンチにぼーっと座ってる。頭上の街灯の光に群れる小鳥を見た夜雀が、軟弱だなとか言ってたけど、人はそういうところが好きなんだよ。このムードぶち壊し鳥。
『やぁ少年、何をしているんだい？』
「、誰だ？」
『見た感じ東卍の子っぽいけどね。あぁ、安心し給え。私マイキー君とも仲良いし。私が怪しかったら彼に蹴られてるよ』
「･･･東京卍會一番隊隊長、場地圭介だ」
『うん、じゃあ場地君。お家には帰らないのかい？』
「不良なんだからどうだって良いだろ。お前には関係ない」
『そういえば自己紹介忘れてた。私は八神A。まぁ八神さんでもAさんでも自由に呼び給えよ』
肩辺りまでだる、と伸びた黒髪の根元をがしがしと面倒臭そうに掻きながら背もたれにもたれていた背中がぴしっと伸びた。無意識に開いたであろう口に生えた八重歯が何ともチャーミングで魅力的。うーん、カッコイイねぇ。
「何の用だよ」
『私、教職の人間でね。一応君に補導的なことはしないといけないのだよ』
「･･･ふーん。ま、俺と居ても良いことねぇからとっとと帰った方がいいぜ」
『おやおや、私は嫌われているようだ･･････おや？ペヤング？』
彼のベンチの隣を悠々と陣取っていたのは、コンビニのビニール袋。中には大量のペヤングと割り箸。というか、ペヤングしか入ってないよコレ。凄いね。
ビニール袋をちらりと見ると、場地君は「何だよ？」と目を細めてねめつける。一般人には効くだろうけど、私には効かないんだよね〜。それにしても場地君はペヤング好きか。覚えとこっと。
今日も忘れず羽織っている白衣の胸ポケットからいつもの名刺を取り出す。手帳に指しているペンを取り出し、手帳を机代わりにしてさらさらと文字の羅列を書いておく。
ふわ、と場地君が欠伸をした瞬間に、私はそれをビニール袋の中に入れておいた。捨てられるかもしれないけどね。
･････････どうやら彼は、厄介なことをしでかそうとしているようだね？
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こむたん(プロフ) - 是非とも死亡キャラも救済していただきたいです！！！更新楽しみにしてます！！！ (2021年11月25日 12時) (
レス) @page32 id: 8b046b5891 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 『予言しよう、君は五秒後にこの話を読み始める』残念でしたぁ〜！読み始めたのは0.34秒後ですぅぅぅぅう(ウザい)おんもしろいです！！更新頑張ってください！！！(ヒソカは三位！一位はフェイたん！！！！←) (2021年11月16日 21時) (レス) id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - おもしれええええええええええええ (2021年11月15日 11時) (レス) @page10 id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
うるをる(プロフ) - とても素敵なお話で大好きです。更新楽しみにしております。 (2021年11月14日 16時) (レス) @page10 id: bb514cbffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろおる | 作成日時：2021年11月13日 21時
