影山妹は…はい。モテますよ…Part3

128話 ページ31

A｢おはようございまーす｣



食堂に入ると、味噌汁のいい匂いが鼻を刺激した



武田｢おはようございます。お皿の準備お願いできますか？｣


A｢はーい｣



戸棚からお皿を出し、料理を作っている武田先生を見る



谷地｢？どうかした｣


A｢あー、いや……武田先生って、“できる嫁”だよね｣


谷地｢うん。女子力では大差で負けてると思う｣



私と谷地ちゃんは遠い目をして、作業を続けた


お菓子作らせたらマカロンとか、簡単に作っちゃいそう



日向｢おはよーございまーす！！｣



バーンッ、と勢いよく扉を開けて食堂に入ってきたのは日向とお兄ちゃんだった



A｢おはよう。日向、寝癖直ってないよ｣


日向｢うわ、本当だ！！｣



｢やべぇ！｣と頭を触って、手ぐしで寝癖を直している



影山｢A、早く飯｣


A｢はいはい…ていうか、お兄ちゃんも頭爆発してる｣


影山｢あぁ？｣


日向｢アッハッハッ！影山、ヒトデみたいな髪型してるぞ！！｣


影山｢うるせぇ、日向ボケェ！！｣



また恒例の取っ組み合いが始まった


その間に、ぞろぞろと他の高校も食堂に集まってきた



A｢あれ…ウチの人達が見当たらない……｣



座っている部員を見ると、白鳥沢の人が一人もいなかった



清水｢まだ寝てるんじゃないかな？｣


A｢そうなんですかね…起こしてきまーす｣



あの人達が寝坊なんて珍しいな


そう思いながら、白鳥沢が寝泊まりしている教室に向かい、食堂を後にした

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