119話 ページ21
いきなり大声を出したから何事かと思ったら、俺のバッグを指さしていた
A「それ!東京限定のストラップ!!」
孤爪「そうだけど……知ってるの?」
結構マイナーなゲームキャラだから、他人からしたら普通のストラップにしか見えない
A「知ってるもなにも…それ目当てで東京来たようなものだから…
って、馴れ馴れしくてすみません!」
慌ててAは頭を下げて、謝ってきた
孤爪「いいよ…敬語は疲れる。君、東京住みじゃないの?」
A「あ…うん。宮城から修学旅行で来たの。今日は自由行動だから、新作ゲーム買おうかな〜って思って」
「田舎だと少し発売日ズレるんだよね〜」とはにかみながら話していた
孤爪「俺も…今日発売だから、丁度買いに行こうとしてた」
A「本当!?じゃあ、一緒に行こうよ!」
孤爪「え、ちょ……」
目を輝かせたAに手を引っ張られ半ば強制的にゲーム屋に連れていかれた
A「見てみて!これ初回限定盤だとポスターも付いてくるんだってよ!!」
新作ゲームを手に取り、心から嬉しそうに喜ぶAは見てて面白かった
でも、心の中では幾ら男を倒せるくらいの強さがあったって警戒心がないAに少しイラッとしていた
_____
A「あ!もう集合の時間だ」
ゲーム屋の近くにあったファミレスで、新作ゲームについて語り合っていたら、時間はあっという間に過ぎていた
孤爪「じゃあ、集合場所まで行けるの?」
A「うん!すぐ近くだし…そうだ、連絡先交換しない?
こんなにゲームで話せる人が周りにいないからさ」
孤爪「…なんでそうなの」
A「え?」
何を言っているのか分からないというキョトンとした顔で首を傾げている
孤爪「今日会ったばかりで、ゲーム好きって言うことしかわからないのに
連絡先交換したら悪用されるかもしれないっていうことは考えないの?
しかも、今も一緒にいるなんて…警戒心無さすぎでしょ」
少しキツめに言ってしまったから、もう話しかけないだろう
フワフワしたままだと、この世の中絶対生きていけない
そういう意味で言ったのに、
A「うーん。そうかもね。
でも、この人は大丈夫って思ったから」
と即答で言われた
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ミント - 来客が来た時には砂をかけるのが礼儀ってwww (2023年2月10日 21時) (レス) @page36 id: 85cc2908e9 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - へっぽこリエーフwツボだわ (2020年8月14日 18時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 薊さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 127話で侑が治のこと呼ぶとこが、ツムになっていますよー (2020年6月21日 16時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - さなやさん» 少し縁下さんをかっこよく書いてみようと思考を凝らしました笑作品を好きと言っていただけてとても嬉しいです!Part4もよろしくお願いします!! (2020年2月15日 10時) (レス) id: 055642fb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ピース | 作成日時:2018年12月29日 7時