121話 ページ23
「A…Aちゃん!」
A「へ」
隣を見ると、谷地ちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んでいた
そういえば、今お風呂に入ってたんだ……
谷地「大丈夫?ボーッとしてたけど…」
A「あ、うん。考えごとしててね」
誤魔化すようにパチャパチャと水面を叩く
しまった…みんなで楽しくお風呂入ってるのに、さっきのゲムのことで頭がいっぱいだ……
清水「やっぱり疲れが溜まってるんじゃないの?」
雀田「うん。さっきまでの元気が嘘みたいだよ」
体を洗い終わった三年生マネさん達が、湯せんに入ってくる
楽園だなぁ
A「あはは…そんなことないですよ〜」
白福「んー…じゃあ、Aの元気が出るように、今日は枕投げしよー!」
雀田「それ、雪絵がしたいだけでしょ……」
白福「ピンポーン!せいかーい」
白福さんは、ライブ会場にいるかのようにタオルを振り回した
谷地「枕投げ…壮絶な闘いになりそうですね!」
清水「仁花ちゃん。そこまで激しい枕投げにはならないと思うよ…」
目を輝かせている谷地ちゃんを、やんわり清水さんが抑えようとする
それにしても暑い
長湯しすぎたかも…
A「私、先に失礼しまーす。枕投げ、楽しみにしてます!!」
雀田「ちゃんと髪乾かすんだよー」
A「はーい!!」
______
A「ふー…」
部屋着に着替えると、タオルで乱雑に髪を拭く
よし。水飲みに行こう
前に熱中症になって迷惑かけたし、水分補給はこまめにしないと…
寝る所には戻らず、そのまま食堂に足を運んだ
食堂を覗くと、そこには見慣れた姿があった
A「あれ、お兄ちゃん?」
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ミント - 来客が来た時には砂をかけるのが礼儀ってwww (2023年2月10日 21時) (レス) @page36 id: 85cc2908e9 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - へっぽこリエーフwツボだわ (2020年8月14日 18時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 薊さん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきます。 (2020年6月25日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 127話で侑が治のこと呼ぶとこが、ツムになっていますよー (2020年6月21日 16時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - さなやさん» 少し縁下さんをかっこよく書いてみようと思考を凝らしました笑作品を好きと言っていただけてとても嬉しいです!Part4もよろしくお願いします!! (2020年2月15日 10時) (レス) id: 055642fb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫ピース | 作成日時:2018年12月29日 7時