彩と従兄弟と二人きりのクリスマス

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……どうして、分かったの？

私、そんな素振り見せた覚えないのに。

焦っている私の横で、しょうちゃんは心配そうに聞く。





「…当たり？」

しょうがない、正直に言おう。





「……うん。」




「……そっか。」

私の返事を聞いたしょうちゃんは、とても苦しそうな顔だった。

「…何で、分かったの？」

「…んー、まず、美門の表情。

アイツ、あーちゃんと俺が入ってきたとき、あーちゃんが入ったときはとても冷静だった。

けど、何て言うか……よそよそしさが入ってたんだよな、多分。

で、俺が入ったら明らかに動揺してた。
俺の方がビックリしたよ。
俺、動揺されるぐらい、変なやつなのって。」






__なんか、凄いな。
よく見てる。でも、それがしょうちゃんの凄いトコだよね。

……ていうか、翼、そんなに動揺してた？
私、全然わかんなかった……。







「…じゃあどうして、喧嘩って思ったの？


動揺してたってだけで？」



「…いや。そこは勘。」

え、勘…？

「何て言うか、そんな感じがしたんだ。


……俺にもにたようなこと、あったから。」





…そうなんだ。

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