記憶 ページ11
江ノ島さんがボタンを押すと同時に苗木君が頭を押さえる。
A「な、苗木!!大丈夫!?」
苗木「頭が……い、たい……」
苦しそうに頭を押さえる苗木君。
これが……オシオキ……?
いや。何かが違う気がする……。
霧切「これが、苗木へのオシオキなの?」
霧切さんが江ノ島さんの方を見て、問いかける。
江ノ島「いつ、私様が苗木だけへのオシオキって言った?」
え……?
十神「つまり、これは苗木へのオシオキではないのか?」
江ノ島「わかりきった事ではないか。十神白夜」
江ノ島「わかんないの?これが誰へのオシオキか?」
わからないよ……。だって苦しんでるのは苗木君だけじゃない……。
江ノ島「超高校級の“皆さん”への……オシオキターーイム」
皆「っ!!」
霧切「これは……私達へのオシオキなの?」
江ノ島「最初から言ってんじゃん!!」
確かに、最初から言っていた。
だけど……これのどこが皆へ……なの?
江ノ島「後でわかるわよ。……っと、終わったみたいね」
終わった?何が?
私は江ノ島さんの言葉を気にしながら、苗木君の方を見る。
苗木「えっと……。ココは……どこ?」
苗木君はキョロキョロと辺りを見回す。
苗木「あっ!!皆!!ココってどこだかわかる?」
笑顔で……『うぷぷ』と言った顔ではなく、間違いなく可愛らしく、最初に出会った彼のような笑顔で……。憎しみも恨みもない笑顔で私達に聞いてきた。
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まゆ - 完結おめでとうございます^_^面白かったです^_^苗木君の過去は、悲しくて、ウルッときました。ハッピーエンドは感動しました。良い作品ですね^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 5527d24af4 (このIDを非表示/違反報告)
深夏(プロフ) - シキさん» 他のなら書いてますよ? (2014年5月13日 17時) (携帯から) (レス) id: 9e98498b21 (このIDを非表示/違反報告)
シキ - 新しい小説書いたら? (2014年5月13日 9時) (レス) id: 326600860d (このIDを非表示/違反報告)
深夏(プロフ) - シキさん» ハッピーエンド、2つとバッドエンド2つが完成したのと同時に文字数が限界のようで編集できなくなったんです。当初の予定では4つ書いたら完結する予定だったので完結しました。 (2014年5月11日 11時) (携帯から) (レス) id: 9e98498b21 (このIDを非表示/違反報告)
シキ - はい?? (2014年5月11日 9時) (レス) id: 326600860d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:深夏 | 作成日時:2014年2月16日 20時