雨の生き様 【煉獄杏寿郎】現代編

学生の本分 ページ31

「やってらんねぇ！！！」

「何言ってんだよ！期末までもう少しなんだぞお前中間やばかったじゃん！！」

「こんなものやらなくても生きていけんだよ舐めんな」

「お前がな」




期末テスト


入学してから色々あったがもちろん学生の本分は勉強

今までの積み重ねを発揮できる場でもあり地獄の時間の始まりでもある


そして放課後、教室でA含め炭治郎達は残って勉強をしていた。なぜ図書室でやらないかって？


追い出されるからに決まっている





「終わったら遊べるんだぞがんばれ伊之助」

「っチィ！！」



『善逸、ここ違う』

「え？わ、本当だ…」


「ここの問題は…」

『この式代入』

「あ、なるほど」




「…なんでそんなに勉強できんだよ」



ふてぶてしくAに聞く善逸に対しケロッとした表情をするA



『…授業聞けば分かるだろ』

「死すべし！！！」



『俺にも…苦手な教科あるし』

「歴史だよな、中間でそれだけ点数悪かったって言ってたし」

『何が古き良きだ…暗記苦手だ』

「分からないところは煉獄先生が教えてくれるぞ？」


煉獄は今も昔も沢山の人に好かれ多くの生徒から信頼もされている。皆テストの成績もいいがAと伊之助はまた例外



『(悪い先生じゃないのは分かってるんだ…)』



看病してくれたり、優しい目を向けてくれる




少し寂しそうにしながら





『(やめよう、今はテストに集中だ)』

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