幸せ82 ページ40
首無「A様、ご無事ですか!?」
「うん、大丈夫。首無カッコよかったな!」
首無「!! ありがとうございます。
ご無事で何よりでした。」
ガゴゼ「な…、こいつがリクオ…だと…?
生きていたのか…。お…おのれ…
クソ…っ!!殺せ!!この場で…若を殺せ!!
ぬるま湯に染まった本家のクソ共もろとも!!
全滅させてしまえ!!」
ガゴゼの号令に一斉にリクオに襲い掛かる死屍妖怪達の前に
青と黒が立ちはだかった。
黒田坊「若!!」
青田坊「力仕事は…
突撃隊長青田坊に任せてもらお―――か!!」
黒田坊「貴様一人ではないぞ突撃隊長は――っ!!」
言い争いながらも息ピッタリに敵をのしていく２人。
雪女や他の皆も、次々とガゴゼ会の連中を倒してしまう。
「すっげ…。」
いつもは優しい皆の闘う姿は
幼心にも強い憧れと興奮を抱かせた。
なにより
その中心に、リクオが居る光景が
どんな事よりも胸を震わせた。
ガゴゼ「こ…こんなバカな…
私の組が…そんな…
誰よりも…殺してきた…最強軍団なのに…!!」
リクオ「ガゴゼ、妖怪の主になろうってモンが
人間いくら殺したからって…自慢になんのかい。」
ガゴゼ「う…!!」
青田坊「諦めろ。
この企み…指つめどころじゃ済まされんぜ。」
ガゴゼ「く…っ!!
ん？」
追い詰められたガゴゼの目が
視界の端にいた子供達の姿を捉えた。
カナ「え…?」
黒田坊「！？ 何っ…」
黒田坊が止めるより先に、ガゴゼが動いた。
ガゴゼ「フハハハハハハ!!
ザマァ見ろ!!
こいつらを殺すぞ!?
若の友人だろ!?殺されたくなければ俺を・・・」
「蹴り飛ばせば良いだろ。」
ガゴゼ「え…? がばぁっ!?」
ガゴゼの手が子供達に触れる前に
俺のつま先がその顔面に届いた。
ガゴゼ「な、あ…
ヒィィィィィィ!!」
カラス天狗「若!?」
「ナイスキャッチ!」
蹴り飛ばされたガゴゼを
リクオが長ドスで受け斬った。
ガゴゼ「何で…何で…貴様らの様なガキどもに…
痛い…痛いい…
ワシの…ワシのどこがダメなんだ―――!?
妖怪の誰よりも
恐れられてるというのに―――――!!」
リクオ「子を貪り喰う妖怪…そらあ“おそろしい”さ…。
だけどな…
弱えもん殺して悦に浸ってる、そんな妖怪が
この闇の世界で一番の“おそれ”になれるはずがねぇ。」
ガゴゼ「!!」
リクオの空気が、より一層重みを増した。
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紗那(プロフ) - 久しぶりに《この手に掴んだ幸せを》を一気に読み直したのですが、やっぱりstoryや展開などが大好きです(*^◯^*)更新停止になっているみたいですが、もう更新されないのでしょうか････？更新されるのを待ってます(＞人＜;) (1月28日 17時) (
レス) id: a0235214a5 (このIDを非表示/違反報告)
こと(プロフ) - めっっちゃくちゃに好きです。大好きですガチ萌えます！！！本当に最高すぎます！！！！もう更新されることは無いのでしょうか……？続き楽しみに待ってますm(_ _)m (12月11日 18時) (レス) @page50 id: 8bdd3d2cd9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - すっごく､萌えます！！めっちゃ続き気になります！ (9月25日 0時) (レス) @page50 id: 1fc4502f62 (このIDを非表示/違反報告)
ポッチ(プロフ) - めっちゃ好こです｡男色もストーリーも大好きなので何度も読み返してしまいます｡更新はもうされないのでしょうか? (5月24日 11時) (レス) id: bc736021f3 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - おわーーー！！好きです！好きすぎます！！！このままリクオも混ざって…まさか若菜さんが…良いですね！！！！！鯉伴様もカッコ良すぎる！！続き、待っております！でも、無理はなさらないでください！ (2022年10月25日 1時) (レス) @page50 id: 4d12249e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泪 | 作成日時：2017年4月10日 15時
