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9話 ページ11
貴「はぁ」
マリーは、可愛い…
僕とは比べものにならないぐらいに。
そんなマリーに少しでも、と毎日の努力はバカみたいに無駄だったらしい……
貴「…ははっ」
虚しい声が部屋に響いて、頭を支配する
セトがこっち見てくれないのは僕に魅力が無かったから……??
洋服タンスを開けるとそこにはセトの好きそうなカジュアルの女の子らしい洋服が沢山。
その端で浮いているクールで大人っぽい格好いい洋服
僕が此処に来たときに来ていたものだ
貴「もう、わざわざセトの好みを気にする必要も無いし…」
そっと僕好みの服を手にとって着替える
髪型もストレートを生かして下ろしたまま。ネイルも可愛いから綺麗に変えて……
無理にしていた『可愛い』は何処にもなくて
今…鏡に映っているのは前と違う僕
昔の大好きな自分
何も偽りの無い『東雲A』だ
今は5時…キドもさすがに起きていないだろう
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作者名:彩鈴 | 作成日時:2015年1月19日 2時