一章___1話 再開 ページ1
「黄瀬……」
そう言われて振り返ってみると、そこには元カノの姿。
なんでいるんスか……？
「久しぶり……」
彼女はあまりこっちを見ず、そう呟いた。
俺が昔振った女の子。
あの時は荒れてたから、色んなこと付き合ってったけな？
いちよ、名前と顔は覚えてるんスよ？
この子は、俺が結構傷つけちゃった気がするから、よく覚えてる。
「2人は知り合いなの？黄瀬くん、今日のカメラマンさん。
じゃ、後はよろしくお願いしますね」
Aちゃん、カメラマンさんになったんだ……
そういえば、学生時代写真部だったよな。
「よろしくッス……」
俺はそう言って会釈をした。
いつものように、撮影が始まった。
今度の雑誌の表紙の撮影。
Aちゃんの趣味なのか、今日は公園で撮影。
「じゃあ、ここの階段で……」
Aちゃんはそう言うと俺をレンズ越しに見つめた。
Aちゃんの真剣な顔……
それにしても、撮るの遅くないッスか……？
いつもならパシャパシャ撮られるけど、今日はパシャリ、パシャリって感じがするッス。
撮影時間かかりそうだな……
そんな感じで、お昼頃に始めた撮影は夕方になっても終わらなかった。
「あ、もっかい階段で……」
「もっかいッスか……！？」
「うん。そうだよ……？」
さすがに俺もちょっとイライラしてきた。
撮影するペースも遅くて、同じところでばっか撮影して……
俺もうそろそろ帰りたいんッスけど……
「時間かかりすぎなんじゃないんッスか……！」
「あ、もうこんな時間か……
分かった。じゃあ、終わりにしましょう……」
Aちゃんはしぶしぶと言った感じで撮影を終わらせた。
高校生の時からなんか要領悪い子だなとは思ってたけど、ちっとも変わってないッスね。
それで俺、なんかイライラして別れたんだっけか……
確か、すごい泣いてたな……
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千兵衛 - かぼちゃポンタさん» ふっふっふ、そんなに甘くないのですよ（￣+ー￣）ww (2016年8月4日 13時) (
レス) id: 2a11be005e (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃポンタ(プロフ) - 告白じゃ、ないんかーい！笑でもいいですねまさかの展開！！(≧∀≦)ﾉﾜｸﾜｸ (2016年8月2日 11時) (レス) id: b325383cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千兵衛 | 作者ホームページ：http://kagekage
作成日時：2016年6月12日 14時
