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7,マジバにて ページ9

「やっぱ、飲み物といったらシェイクだよねぇ! 」

その後、流れで来たマジバの端の方の席に、兄貴と一緒に座ってる。向かい合わせで座ればいいのに、兄貴は俺の横に座っている。

「はい。シェイクの美味しさは、何にも負けません。」
「何にもって・・・・・・バスケにも? 」

そう聞くと兄貴は、ほぼ即答で言った。

「美味しさは、です。」
「でもやっぱ、チョコシェイクかな? 俺は。」
「ボクはバニラシェイクですね。」

そんなやり取りをしていると、レジに火神の姿を見つけた。

「兄貴、あれって火神よな? 」
「そうですね。」

そんな話をしていると、衝撃的な光景を目撃した。火神の目の前に置いてあるトレーに、ハンバーガーが山積みになっていたのだ。その光景を見た兄貴も、少し目を見開いている。
その姿が面白くて火神を観察していると、その山がどんどん近づいて来ていることに気がついた。

「兄貴、火神がこっち向かってくるんだけど?」
「ええ。僕もさっきから気になってます。本当にこっちに来ますね・・・・・・静かにしていて下さい。」

返事は声に出さず、頷く。すると火神は俺たちに気づくことなく、俺たちの席についた。

「ぐおっっ!? 」

そして急に出てきた俺たちを見て、まるで漫画のように驚いていた。その反応を見て、シェイクを盛大に吹き出してしまう。汚いので、とりあえず拭いておく。

「どうも・・・・・・育ち盛りですね。」

黒子が火神に声をかけた。俺も話に入ることにした。

「本当にねー。あ、1個もーらい! 」

火神のトレーの上にある大量のハンバーガーのうち、1つをとった。

「あ、おい! てかどっから・・・・・・つか何やってんだよ、男女で。」

俺が喋り出さないからか、兄貴が答える。

「いや、ボク達が先に座ってたんですけど。人間観察してました」
「左に同じく! 」

兄貴は静かに、俺は元気に言った。そんな俺達の行動を見て、火神はなんか悩んでるみたいだ。

「・・・・・・それよりちょっとツラ貸せよ、これ食っていいから。」

と言われたので、俺は叫んだ。

「火神ふとっ____」
「テメーはさっき取ってたろ。」

俺の言葉は、火神に遮られた。兄貴のためだったみたい。

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設定タグ:黒バス , 黒子の妹 , 誠凛   
作品ジャンル:アニメ
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です!…はい!! (2015年7月30日 11時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます!ほんと遅くてすいません……頑張ります!! (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ!いえ、はい。いえいえ!頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました!ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい! (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるな。 | 作成日時:2013年10月13日 23時

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