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5,先輩も含めて、ちょっと驚きすぎだと思う。そのに ページ7

「え、バスケ部じゃなかったの!? ちょ・・・・・・シャツ脱いで! 」

リコ先輩の慌てたような声がした。だが俺は、リコ先輩にも男と思われているようだ。

「えぇ? 着ちゃった・・・・・・。」

とか言いつつも、兄貴は律儀に脱いでいた。そんな兄貴の身体を見て、リコ先輩が目を見開いていた。

「お、奥川君も早く! 」
「やっぱ俺もですか・・・・・・。」
「そりゃそーでしょうが。」

リコ先輩が催促する声が聞こえる。周りのみんなも、心なしかワクワクしてる感じがする。体育館で今いっっちばん注目を集めているのは____俺。
そろそろ我慢の限界だったので、この行き場のない感情を爆発させることにした。兄貴の方をチラッと見ると、耳を塞いでいた。

準備万端だ。

息を大きく吸って、肺いっぱいに空気を溜め、そして・・・・・・吐き出す。

「俺は女だぁぁぁぁ!! 」

俺の大きな声が、体育館に響きわたった・・・・・・と思ったが、それよりもたくさんの大きな声が覆い被さってきた。

「はぁぁぁああぁあ!? 」

そして俺は断言した。

「それに俺はシャツ脱ぎません! どっか違うとこで見るとしてもです!!」

シャツは脱ぎたくない、という意思が伝わってたらいいのだけど。

「そもそものお話だけれど、マネージャーじゃなくて? うちは男バスだし。」
「あぁ、確かに。前は女とか関係なかったしなぁ。」
「え? それってどういう____」
「とりあえず、試合はともかく練習には参加したいです! 」

「だったらやっぱり数値は必要だし、更衣室もあるし、お願いできないかしら。」

リコ先輩が言う。それでも俺は折れなかった。

「じゃあ今ここで視て、火神くん? よりも能力が上ならそれで良いじゃないですか。俺、天才・・・・・・いや、”バケモノ”ですから!」

俺はとても美しい笑顔で笑ってみせたが、言った内容と相まって、兄貴曰く、その笑顔が悪魔の微笑みのように見えたらしかった。

6,バケモノ→←4,先輩も含めて、ちょっと驚きすぎだと思う。



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設定タグ:黒バス , 黒子の妹 , 誠凛   
作品ジャンル:アニメ
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です!…はい!! (2015年7月30日 11時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます!ほんと遅くてすいません……頑張ります!! (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ!いえ、はい。いえいえ!頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました!ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい! (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるな。 | 作成日時:2013年10月13日 23時

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