3，個々の能力。 ページ5
授業と仮入部期間が同時に始まった、1日目の放課後。俺は兄貴と並んで、体育館に立っていた。
「よーし全員揃ったなー。1年はそっちな。」
メガネの先輩が来た。メガネを見ると、つい
「なんで先輩を見て笑ってるんですか。失礼ですよ？」
兄貴が俺の様子に気づいて、声をかけてきた。なので俺は、ごまかすように笑った。
「いやー、何でもないよ！」
「そうですか･･････？」
兄貴もつられて苦笑いをする。どうやら、バレているな。
「ええー!!? カントク!?」
急にたくさんの大きな声が、体育館に響きわたった。驚いて、その叫び声の中心を見た。
「ありゃ、顧問の武田センセだ。見てるダケ。」
中心にいた先輩らしき女子の指す方を見ると、お年寄りの先生がベンチに座っていた。さっきの流れから察すると、あの女子の先輩がカントクらしい。話をちゃんと聞いておけばよかった。兄貴に頼るしかない状況だな･･････と思った。
「ねー兄貴、あのカントク？ の名前は？」
その問いに、黒子は呆れながら答えた。
「聞いてなかったんですか。相田リコ先輩ですよ。」
相田リコ先輩。凛々しくて、可愛い人だな、と思った。
「じゃあまずは、シャツを脱げ!!」
またもやいきなり聞こえてきた大声に、再び驚く。周りの同級生や兄貴も脱ぎ出したので、どうしよー！ とわたわたしてしまった。
すると兄貴に、Aは女の子なんだから脱がなくていいと思いますよと言われたので、そのまま立っておくことにした。
「キミ、ちょっと瞬発力弱いね。」
「えっ？」
するとなぜかリコ先輩は、身体を見ただけで人の弱点などをズバズバ言い当てていった。
「火神で最後だろ？ 」
男子の先輩がリコ先輩に言った。俺と兄貴のスカウティングは終わったのかと聞かれると、当然のように終わっていない。
「テツと俺･･････気付かれてない？」
「そうですね、じゃあ気付かれに行きましょうか。」
「おう！」
ギリギリまで影を薄くして、リコ先輩の方に歩み寄った。
「黒子くーん？ 奥川くんも･･････今日は休みみたいね･･････。」
「あの、スミマセン。」
兄貴がリコ先輩に声をかけに言った。俺も負けじと、声をかけに行く。
「奥川は俺でーす！」
「そして、黒子はボクです。」
4，先輩も含めて、ちょっと驚きすぎだと思う。→←2、誠凛高校バスケットボール部。
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です！…はい！！ (2015年7月30日 11時) (
レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます！ほんと遅くてすいません……頑張ります！！ (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ！いえ、はい。いえいえ！頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました！ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい！ (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2013年10月13日 23時
