28,きゅ、救世主! ページ31
とりあえずガミさんに降ろしてもらった。
すると、ドアの方で何かが動いた。
「奥川、お前なんでバスケ部に行くんだよ、サッカーはどうしたんだよ。」
サッカー部の先輩達のうち、1人が体育館に入ってきたのだ。
「あ、それは、その・・・・・・」
他の先輩達も体育館に入ってきた、その時____
「あらぁ、サッカー部の皆さぁん。ココに何か用ですかぁ? あとぉ、うちのAちゃんにぃ、ちょっかいかけるの、やめてもらえますぅ?」
先輩達の向こう側から声がした。その声の正体は____
「カントク!」
「はいはーい、可愛い可愛い後輩ちゃんに呼ばれたから、通してくださいねー。」
そう言いながらカントクはサッカー部の先輩達を押しのけかき分け、体育館に入ってきた。そして俺に近づき、俺の肩に手を置いた。
「ほら、Aちゃん。本入部届け渡したんだから、ちゃんと準備しないと! もちろん火神くんもね。」
と、体育館に響き渡るほどの大きな声で言った。そのカントクの発言を聞いた途端に、ドアの方はざわついた。
「Aちゃん、めんどくさいことになる前に部室行きなさい。」
カントクにボソッと言われ、ガミさんと一緒に部室に行くことにした。ガミさんは俺を庇うように後ろを歩いてくれた。
部室に続くドアを開ける時、サッカー部の先輩達の声が聞こえた。
「おい、奥川! どういうことだよ!」
「サッカー界の女神は、どこに行っちまったんだよ!」
その言葉を聞き、それでも俺は先輩達を振り返らず、ガミさんを中に招き入れる。そして静かにそのドアを閉めた。
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です!…はい!! (2015年7月30日 11時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます!ほんと遅くてすいません……頑張ります!! (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ!いえ、はい。いえいえ!頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました!ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい! (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるな。 | 作成日時:2013年10月13日 23時