2、誠凛高校バスケットボール部。 ページ4
「じゃあここに名前と学籍番号ね」
「はい。あとは・・・・・・出身中学と動機・・・・・・?」
「あ、そこら辺は任意だからどっちでもいーよ。」
無事バスケ部のブースに辿り着き、仮入部届を書いている同級生を見る。だから俺も書くことにした。出身中学と動機は任意らしいので、出身中学だけ埋めた。書き終わった俺は、机の上に仮入部届を置き、兄貴の所へ行く。
「これで良し。あ、テツは書けた? にゅーぶ届け。」
「はい、机に置いてきました。」
「俺も。じゃあ行くか!」
俺と兄貴がブースを抜けたとき、大柄の男子が俺たちの横を通った。
「・・・・・・アイツめっちゃデカくね? あ、しかもバスケ部じゃんか。」
その男子は、先輩らしき人を肩に担いで歩いていた。日本の高校一年生にしては、とても背が高い。毛先が黒く、生え際にいくにつれ燃え滾る炎のような髪色をしている男子だ。ずっと見上げていたら、首が痛くなりそう。
「確かに大きいですね、黄瀬君と同じくらいでしょうか。」
兄貴がその男子を見た感想を言った。
「うん、そーかもね。でもどっちかっつーと、
「そうですね、さすがボクのAです。」
兄貴は目を地味にキラキラさせて、俺のことを見ている。そんな兄貴の様子に俺は、呆れたような顔をした
「あー・・・・・・うん、ありがと。もう行こうよ。」
俺がそういうと、黒子は首をガクガクさせながら頷いた。
黒子兄妹が去った後の男バスブースでは、こんな会話がされていた。
「2枚集め忘れてるぞ。」
「え、嘘! ホントだ・・・・・・え〜と・・・・・・黒子・・・・・・テツヤ・・・・・・。それと奥川Aねぇ・・・・・・。奥川Aって、どっかで聞いたことあるよーな・・・・・・って黒子君は、帝光バスケ部出身!?」
「ええっ!? あの有名な!?」
「しかも今年1年ってことは『キセキの世代』の!! うわーなんでそんな金の卵の顔忘れたんだ私!! あ、奥川君も帝光出身!? さっきの奴はアメリカ帰りだし・・・・・・今年の1年ヤバい!?」
一方俺は、入部届けの備考欄に女と書くのを忘れていたことを、ちょうど門をくぐったあたりで思い出していた。
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です!…はい!! (2015年7月30日 11時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます!ほんと遅くてすいません……頑張ります!! (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ!いえ、はい。いえいえ!頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました!ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい! (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるな。 | 作成日時:2013年10月13日 23時