23,5,お喋りイイネ!! ページ26
「ねーえー火神ぃー。」
俺、さっきから火神のこと呼んでるのに、火神は一向に反応してくれない。
「かーがーみーぃー。」
反応なし。
「かーがーみー・・・・・・たーいがくーーん?」
「名前で呼ぶな! つかなんだよ、さっきからオレの名前連呼しやがって!」
火神が叫んだ。
「じゃあ逆に聞きますが、なぜAのことを無視していたんですか?」
兄貴が問いただした。俺も乗っかっとこ。
「そーだよぉー、なんでスルーしたのさー。」
「なんでって、お前がまた変なこと言いそうだったから・・・・・・だな。」
火神は、静かにそう言った。それを聞いた俺は火神の言う変なことについて考えたが、皆目検討もつきやしまへん。
「前に、バスケ教えてくれっつってただろーが。もーいっかい、はゴメンだからな!!」
火神に言われて気づいた。確かに、あったなーそんなこと。
「正直ね、もーいっかい! と言いたいところだけど、試合には出ないし今はいいかなって思ったんだー。基本の方が大事だし、見て覚えろーっていうのはもう勘弁!」
最後の方は火神に向かって、嫌味ったらしく言った。
「そーなのか。オレぁてっきり、試合にも出るもんだと思ってたわ。あんだけできるんだし、確か前の部活では出てたっつってたよな?」
火神の言葉に驚きを隠せないAだった。何に驚いたって、聞くまでもないであろう。火神がそんな前のことを覚えていた件についてだ。
「そーなんだけどさ、俺ってこれでも一応女子だし、今回はでしゃばらないでおこうかなって思ったんだよねー。
ま、思っただけだから出ちゃうかもだけどねっ。」
そういうと兄貴と火神が、
「そうなんですか、Aとバスケしたかったです。」
「そーだなぁ、オレもお前とやってみたかったぜ。」
と言った。それに俺は言い返す。
「いや、練習では普通に3on3とかやるから。普段は練習もするけどマネージャー的な感じに扱ってくれて結構だから。あと、試合も公式じゃない限り出るから。練習試合とか出るなって言われても出るから!」
「これは流石にやめましょうね。」
「そうだな、カントク逆らったら怖そうだし。」
と咎められた。
「ハイ、ソウシマス。」
素直に従うのが身のためだ、うん。
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です!…はい!! (2015年7月30日 11時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます!ほんと遅くてすいません……頑張ります!! (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ!いえ、はい。いえいえ!頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな。(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました!ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい! (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるな。 | 作成日時:2013年10月13日 23時