キセキの少女は黒子の妹で誠凛に入りました！【黒バス】

19，驚け､『雑魚』ども･･････ ページ21

なんか、ふわふわする。そういえば、試合の記憶って
＿＿＿＿あんま、残ってないんだよなぁ。


「おいテツ、俺にパスくれよ。」

ほらまた、視界が暗く･･････



「おーい、Aちゃん？ 試合終わったんだから、ドリンク飲んでちゃんと休みなさいよ！」

カントクからの呼びかけで目が覚めた。いや、覚めたっていうより戻った。それに、いつの間にか試合が終わっていたらしい。
記憶がないことも奇妙だが、今一番気になるのは勝敗の話だ。でも兄貴は火神の近くにいて聞き辛い･･････そう思ったが、決心して俺は兄貴に近寄り、肩を叩いた。
兄貴はその行動で俺の意図がわかったらしく、

「僕たちが勝ちましたよ。」

と小声で言った。

「そっか、また家で詳細聞かせてね？」

そう兄貴に告げてから、カントクにトイレに行くと伝えて体育館を出た。

1人で歩いていると、やっぱり考えしまう。記憶がないのはおかしい、と。


でも、やっぱりいいな、スポーツって。

身体的に残るのは疲労ばっかりだけど、『楽しい』って気持ちも、ちゃんと残ってる。
中学時代は、何も楽しくなかったもんなぁ。試合後に残るものといったら、少ししかない疲労と、『面白くない』『眠い』＿＿＿＿『弱い』。

でも、やっぱり残る気持ちも『楽しい』がいい。
でもこれが、この『楽しい』が、ココでは一体、いつまで続くんだろうね。

20，マジバはいいね、シェイクがうまい→←18，俺の能力

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す