キセキの少女は黒子の妹で誠凛に入りました！【黒バス】

12，バスケ、楽しそうだなぁ ページ14

火神は唖然としていたが少し考えてからこう言った。

「･･････まず、基本できてからオレに挑戦したらどうだ？ 昔できてたとしても、今できないんなら初心者とおんなじじゃねーか。つーか何で今？ しかも初心者の女にオレはハードル高すぎだし。しかもあれだろ？ ＿＿＿＿＿」
「＿＿＿･･････＿＿＿＿＿！」

兄貴も何か話しているが、俺はもう何も聞いていなかった。火神に言われた一言について考えていたから。
基本ができてから、という一言について。

「いや、それもそうなんだけどね！ でもさ、なんか実力見るテスト的なのあったとき、1人だけ出来ませーん。じゃ、選手として入る意味ないし？」

俺はマネージャーやったことないし、今まで選手だったから選手でいくしかないと思ったのだ。

「やっぱり聞いてなかったんですね･･････」
「おまっ･･････は？ マネージャーじゃねーの？」

兄貴は呆れたように、火神は驚いたような顔をしてそう言った。
そして俺は、あらら？ と言った感じの顔をしながら、言った。

「俺、言ってなかったっけ？」
「聞いてねえよ！ 先言えよ!!」

すると火神に怒鳴られた。

「てことで火神、バスケ教えてよ！」
「オレが教えんのかよ！ ･･････でもオレ教えたことねーから、見て覚えろよ？」

そう言われたので、とりあえず返事をした。でも正直、火神のあの1on1みたいな動きを見るだけで覚えられるか、不安でいっぱいだった。

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