9，火神のながーい話はまだ終わってないよー ページ11
火神は帰国子女らしい。実は俺もなんだけど、今は全然関係ないし言わなくてもいい気がした。
それにしても、目の前にベンチという休息するための場所があるというのに、2人とも座ろうとしないことに疑問を抱き始めた。
「俺もある程度は相手の強さはわかる。ヤル奴ってのは、独特の匂いがすんだよ。･･････が、オマエらはオカシイ。特にオマエ！」
火神は俺を指さした。そのおかげで、ずっと立ち話ってどうなんだろうと考えていた俺の思考が、火神の会話に戻った。
「弱けりゃ弱いなりの匂いはするはずなのに･･････オマエらは何も匂わねー。強さが無匂なんだ。確かめさせてくれよ。オマエら･･････じゃなくて、黒子が･･････『キセキの世代』ってのがどんだけのもんか。」
よし、話し終わった、もう座っていいよね！ と、早く休みたいアピールをしながら思っていたら、兄貴が口を開いた。
「奇遇ですね。ボクも君とやりたいと思ってたんです･･････1on1。」
残念ながら、今は兄貴の相棒探しが優先される状況のようだ。俺の休憩より。
兄貴の新しい光は火神で確定っぽいし、ちょっとくらい……いっか。
そう思ってから5分ほど経っただろうか。俺はやはり我慢が出来ず、兄貴と火神に『休みたい』と言って、ベンチに座って観戦している。
その間、少し考え事をしていた。それは、今日の部活にいなかった先輩のことだ。茶髪の大きい先輩が、いなかったこと。
ちなみに今は、火神が10連勝をしたところである 。
「＿＿って、･･････はぁ！？」
火神は兄貴の弱さに驚いていた。話にならない、と思ってそうな顔をしている。
すると火神は怒りを抑えきれなくなったのか、兄貴に大声で怒りをぶつけた。
「ふざけてんなよテメェ!! 話聞いてたか!? どう自分を過大評価したらオレに勝てると思ったんだオイ！ すげぇイイカンジに挑んできやがって!!」
とても怒っている火神の顔は、リンゴのように真っ赤っかだ。
「まさか。」
「ねー。」
兄貴と俺が息のあった返答を見せ、兄貴はこう答えた。
「火神君の方が強いに決まってるじゃないですか。」
俺もベンチに座ったまま、火神にも見えるように大きく頷いた。
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和美♪(わみ) - いえいえ!!大丈夫です！…はい！！ (2015年7月30日 11時) (
レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 応援ありがとうございます！ほんと遅くてすいません……頑張ります！！ (2015年7月25日 17時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - いえいえ！いえ、はい。いえいえ！頑張って下さい。応援してます (2015年7月24日 12時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡(プロフ) - 和美♪(わみ)さん» 返信遅れました！ありがとうございます、頑張ります。更新遅くてすいません… (2015年2月17日 8時) (レス) id: 70dba32ea5 (このIDを非表示/違反報告)
和美♪(わみ) - 初めまして、続き頑張って下さい！ (2014年12月29日 11時) (レス) id: 42349656ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2013年10月13日 23時
