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がこん!!

「うおおっ!!!」


何かものすごい音で目が覚めた。

なんだよ今の音。てかもっと可愛い悲鳴あげられないのか自分。うおおって。JKとしてどうなの。


「……って、え?何ここ……」

ふかふかのベッドで寝てたはずの私の身体は、カビだらけの床の上にあった。
さっきの「がこん!!」も新手の目覚ましアラームではなかったようだ。


薄暗くて周りはよく見えないけど、確実に私の部屋ではない。確信。


「……夢、だよね?」

にしては妙に再現度高い夢だなあ。埃っぽさとか虫の死骸とかカビ臭さとか嫌なとこばっかリアル。

「……イ……ガァ……」


変な声まで聞こえてきたんですけど。
何?疲れてんの?お疲れなの私?

「……ア……グゥ……」

「もー、うるさいな……何……」

半ば呆れながら、なんとなく振り返ったのがまずかった。

______まず目に飛び込んだのは、赤。
服も靴もだけど、口元も。『何か』で真っ赤に彩られた唇は、耳近くまで裂けていて_____


「ひっ……!!!」


『それ』を認識すると同時に、私の足は地を蹴っていた。

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lkwisterven - 呪われてしまえ?わかった夢主は私的なものだから (2019年7月21日 20時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー - 更新頑張ってください! (2019年2月16日 11時) (レス) id: a5a1e22d7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空蝉 | 作成日時:2019年1月6日 9時

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