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26. ページ26

「…あ…」


一時間目が終わったあとに、階段の端の方に座り作曲を行う月永さんに、会った。


「おはようございます、月永さん」


つんつん、とつつく。けど、反応は無かった。
…集中してると、周りが見えなくなるタイプの人なのかな。さっきから鼻唄も歌っているようだから。


…仕方ない。またあとで会ったら、声をかけよう。『ジャッジメント』のことも聞きたいし…


諦めて、階段を降りていく。すると私の方に、男の子が近づいてくるのがわかった。


「みょうじさん、あの…」


「どうしたの、ええと…朱桜くん…?」


…私のことを呼んだのは、同じクラスの朱桜司くんだった。
話しかけられたのは、初めてだ。


「Leaderと、お知り合いなんですか?」


「……リーダー…?」


…誰のこと、だろう。…彼の所属しているユニットは…ええと、どこだっけ…この学院にあるユニット、多すぎてまったく覚えられない…


「先程お話されていたでしょう、Knightsの、leaderと…」


「もしかして、月永さんのこと…?」


「そうです。…お知り合い、なんですか?」


朱桜くんはそうやって、申し訳なさそうに聞いてきた。

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きたれれ - とてもおもしろかったです!更新楽しみにしています。頑張ってください (2016年11月23日 12時) (レス) id: 55896c85bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年10月31日 16時

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