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「お姉さんは普通科のひと？…けど、普通科って制服違うよね？ええと…？」
兄の方のピンクのヘッドフォンをつけている男の子は、ううん、と唸って、考えていた。
「……いや、あの…私は…」
「あっ、思い出した！アニキ、この人は…」
私が説明しようとすると、弟の方…確か、ゆうたくん。
ゆうたくんは、急に兄に耳打ちした。
「えっ、本当に！？あの人妹いたの！？」
「声が大きいよアニキ！すみません、天祥院A…先輩でしたよね。あの…異例で、普通科に入ったっていう。」
「……う、うん。」
そう答えると、兄はじろじろと観察するように私を見てきた。
「似てないね」
「よく言われる。」
兄の方は少し元気なタイプなのか。フレンドリー、といった方がいいのか。
「あなたたちも、アイドル？」
私がそう聞くと、兄の方はにっこりと笑った。
「うん、そうだよ。『2wink』って、知らない？」
「……知らない」
「あはは、やっぱまだ知られてないよなぁ〜。一応、サーカスで目立ってたつもりなんだけど…」
…サーカス？
もしかして、それ…私が風邪引いて、見に行けなかったやつだ。
英智にチケットもらって、折角だからいってあげようって思ってたら前日に熱出していけなかったんだっけ。
「…けど、『2wink』ね、『2wink』…今覚えた。…と。もうこんな時間。戻らなきゃ……じゃ、『2wink』さん、また会えたら会おうね…！」
「うん、ばいば〜い☆」
「本当にさっきはすみませんでした！さようなら〜♪」
…よくわからない双子だったけど、お話できて、楽しかった。
…いつから、かな。私、どんどん変われてってる。
人と普通に話せるようにもなってるし、『楽しい』と感じることも多くなってきた。
「…〜♪」
珍しく鼻唄を口ずさみながら、私はレッスン室に戻った。
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月永レオ好き - すごく面白いです。続きが気になります！！！更新待ってます。 (2016年9月5日 13時) (
レス) id: b165aa0944 (このIDを非表示/違反報告)
くろぱぁ(プロフ) - 大好きです！！更新頑張ってください(*'ω'*) (2016年8月23日 3時) (レス) id: 69a9c8148d (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 頑張れ、夢主ちゃん(｀・ω・´) すごい面白いです！更新ファイトです( ｀ー´)ノ (2016年8月21日 15時) (レス) id: a67824bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年8月15日 1時
