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車から降りて、Aと別れてすぐに、英智は自分の部屋で電話をかけ直した。
「もしもし」
『よう、『皇帝』』
電話の相手は、月永レオ。珍しいこともあるものだ、と電話をとったら、どうやらAの携帯を拾ったらしく、仕方ないから僕にかけてきたんだそうで。
「先程はすまなかったね、あの子の前だと話しづらい内容もあるからね、こればっかりは許しておくれよ。」
ついでだし、Aの結婚のことを教えてあげようと英智はわざと興味を引くような言い方をした。
『話しづらいこと？なんだ、それ？』
当然のように、彼はそれに引っ掛かる。単純なのか、それとも正直者なのか。
「知りたいかい？」
「もったいぶってないで早く教えろ。」
引き延ばしは好んでないらしい。じゃあそろそろ、茶番は終わりにしよう。
「…実はね、月永くん。」
彼の名前を呼ぶ。そして、やっと本題に入った。
「Aの、婚約者が決まったんだ。」
「……は…？」
そう言うと、彼は表情を変えずに、冗談はよせよ、と言ってきた。
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月永レオ好き - すごく面白いです。続きが気になります！！！更新待ってます。 (2016年9月5日 13時) (
レス) id: b165aa0944 (このIDを非表示/違反報告)
くろぱぁ(プロフ) - 大好きです！！更新頑張ってください(*'ω'*) (2016年8月23日 3時) (レス) id: 69a9c8148d (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 頑張れ、夢主ちゃん(｀・ω・´) すごい面白いです！更新ファイトです( ｀ー´)ノ (2016年8月21日 15時) (レス) id: a67824bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年8月15日 1時
