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「………う……っ!」
私はそのまま、床で体を打った。
頬がじんじんしている。背中も、いや、体全体が痛い。意識があるのが不思議なくらいだ。
「……レオくん…」
なんとか起き上がり、ふらふらと壁に手を付きながら、私は歩いてレオくんのもとへ行った。
そして、床に座り込む彼の手を握る。
「……ごめんなさい。」
そして、彼にそんな一言を伝えると、私はそのまま、月永家を出た。
…帰ったらすぐ、気持ち悪くなって吐いてしまった。
打ち所が悪かったのだろう。背中も痛かったし、なにより頬がとてもじんじんと痛む。
……私がいけなかったんだ。レオくんの深いところにまで、足を踏み入れてしまったから。
…明日、彼にもう一度謝ろう。そして、もう彼には構わないようにしよう。…レオくんの邪魔にならないようにしよう。そう決めた。
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無気力兎 - ヤバイ!レオ様めちゃくちゃイケメン!愛の力ってヤベェな…← (2016年11月10日 16時) (レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ*°(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした...!最後のレオ本当にカッコよくて素敵でした……!! (2016年7月23日 0時) (レス) id: af51f44b92 (このIDを非表示/違反報告)
影光&三日月 - 頑張ってくーださい!! (2016年7月13日 7時) (レス) id: 8ce4c48243 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - これからの展開が、とても楽しみです!頑張ってください! (2016年7月11日 18時) (レス) id: a3f7406683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2016年7月9日 2時