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「…な、何かあったんですか…?」
「私もよくわからないの、ごめんね。部屋にずっと引きこもってるから…Aちゃん、何か知ってる?」
………部屋に、ずっと引きこもってる?
…昨日までは、あんなに陽気に笑っていたのに。どうして…?
私はしばらく、目の前の現実を受け入れられずにいたが、ここにいたってレオくんが出てくるわけでもない。
「…すみません、でした…」
私は会釈をして、そのままその場を立ち去った。
***
……何が、あったのだろう。
授業中も、登校中も、帰宅中も。私の頭は、レオくんのことでいっぱいだった。
…私、何かしたのかな。
そんな思いで、とぼとぼと歩き家へと帰る。
レオくんの部屋の窓は相変わらずカーテンがかかっており、中を見ることができなかった。
「……明日は、大丈夫だよね。」
私はそうぼそり、と呟きながら、ベットへぼすん、と身を投げた。
……けど、そんな私の気持ちも虚しく、レオくんは何週間か経っても、姿を見せなかった。
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無気力兎 - ヤバイ!レオ様めちゃくちゃイケメン!愛の力ってヤベェな…← (2016年11月10日 16時) (レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ*°(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした...!最後のレオ本当にカッコよくて素敵でした……!! (2016年7月23日 0時) (レス) id: af51f44b92 (このIDを非表示/違反報告)
影光&三日月 - 頑張ってくーださい!! (2016年7月13日 7時) (レス) id: 8ce4c48243 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - これからの展開が、とても楽しみです!頑張ってください! (2016年7月11日 18時) (レス) id: a3f7406683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2016年7月9日 2時