壊れた王の側で【月永レオ】

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家に帰ったあと、お母さんに散々怒られた。
「あんなに長く何をしてたの」とか。何もやましいことはしてないのに。うんうん、ひどいひどい。



＊＊＊


……そして、朝が来た。
「ふぁあ♪」と盛大なあくびをして、学校へ行く支度をする。


「行ってきますっ…！」


朝ご飯を食べたあと、私は急いで家を出てレオくんの家に向かった。


インターホンを押して、誰ですか、と聞いてくる声に「Aです。」と答える。
すると、声の主から、私にこう返事が帰ってきた。


「あら、Aちゃん？ごめんなさいね。レオは今日、学校休むらしいわ。」


「……え…？」


おばさんが放った言葉に、私は思わず、小さく声を出して驚いてしまった。

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