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「嘘、わたし、なんで…っ…」
ごしごしと目を擦る。なんで、泣いてるの。
レオくんのことは、仕方のないことでしょう…？
「…な、なんで泣いてるんだ…！？よ、よしよし…！泣き止め〜泣き止め〜♪」
慌てた様子で彼は、私の背中を擦り、頭を撫でる。そして、ひとまず落ち着かせようとしたのか、私をソファーに座らせた。
その温もりが、あのころの、優しかったレオくんを思い出させて。
私は彼に、抱きついた。
「…う、あああん…っ…！やだ、嫌だ…っ…！どうして…？どうして、記憶がないの…ッ！？レオくん、嫌だよ…っ！！どこにも、行かないで…っ…！」
そして、今までに溜まっていた心のモヤモヤをすべて、レオくんの胸に吐き出した。
…記憶が消えているとわかったとき、私は恐怖を感じた。
おいていかれるという、不安だ。
私を置いて、どこかに行ってしまうみたいで、怖い。
その不安が、私をずっとずっと、覆っていた。
「…おれはここにいるよ。」
レオくんはそういうと、私の背中を擦り、よしよし、と頭を、優しく撫でてくれた。
「…おれが、おまえの記憶を無くしてるってのは、本当？」
「…なん、で…」
「なんで記憶が無いの、ってさっき自分からおれに言ってただろ、違うのか？」
私はその言葉に、ふるふる、と首を横に降る。顔をあげた先には、学校で見た彼とは違い、落ち着いた雰囲気を纏うレオくんがいた。
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無気力兎 - ヤバイ！レオ様めちゃくちゃイケメン！愛の力ってヤベェな…← (2016年11月10日 16時) (
レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ*°(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした...！最後のレオ本当にカッコよくて素敵でした……！！ (2016年7月23日 0時) (レス) id: af51f44b92 (このIDを非表示/違反報告)
影光＆三日月 - 頑張ってくーださい！！ (2016年7月13日 7時) (レス) id: 8ce4c48243 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - これからの展開が、とても楽しみです！頑張ってください！ (2016年7月11日 18時) (レス) id: a3f7406683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年7月9日 2時
