37. ページ37
「…大丈夫?」
「…ん……」
どのくらい、レオさんは泣いていたんだろう。
もう肩はびしょびしょだし、授業だってとっくに終わってる。
けど、この人が落ち着けるならいいかなって思った。
「…じゃあ、私もう戻るね。」
これ以上いたら、ここに誰か来るかもしれない。
だから、離れた方がいいと思って、私は抱きしめていた手を緩めた。
「…待って。」
けど、レオさんは彼は手を緩めなかった。
逆に、ぎゅ、と抱きしめる手を強くしてきた。
「…レオさ…」
「…さっきみたいに、レオって呼んで。」
何が、起こったの。
レオさ……レオが、私を抱きしめてる…!?
慌ててる私とは対照的に、レオはゆっくりと、冷静に話し始めた。
「…おれね、なんかおまえといると変なんだよ。わかる?」
「……え…」
レオは一旦抱きしめるのをやめて、私の顔を見てきた。
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時