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27. ページ27

…なんで。いつ来たの。とりあえず質問したいことたくさんあるんだけど。


「…なぁにしてんのぉ?」


泉はジリジリと私に近づくと、問い詰めるようにして聞いてきた。


「…で、電話…」


「電話?ふぅん。相手は?」


「……凛月くん…」


泉はもういちど、ふぅん、と言うと、スマホを耳に当てた。


「あ〜、くまくん?うん、そう……」


私はその間に逃げようと、部屋を出ようとしたら泉に腕を掴まれて、出れなかった。


「あ〜、そうそう。はいはい〜。」


通話が終わったのか、泉はため息をつき、こっちを向いてきた。


「…俺の携帯でどうして、電話してたの?」


「…り、凛月くんから電話があって……泉がいなかったから、変わりに出たの……」


「はぁ?なにそれ。勝手に使ったの?ありえないんだけどぉ…」


正論過ぎて、いや、返す言葉が見つからない、言い訳できない。


「…ごめんなさい。」


「ほんとに反省してるのぉ?」


……泉は意地悪そうに、微笑んだ。


「…で、でも…私の話、学校でしてるんでしょ…?お互い様じゃないの…!?」


「どこがお互い様なの?別に双子の妹がいる、って言うのと、俺の携帯を勝手に使うってのは話がちがくなぁい?」


………う。


泉とは、絶対口喧嘩で勝てないと思う。いや、今ので勝てる気無くした。


「……本当、ごめんなさい。おっしゃる通りなんで、寝ましょう。寝かせてください。」


時計を見ると、もう本来なら寝ている時間を過ぎていた。


「…うわ、もうこんな時間なの?チョ〜うざぁい…お肌にもよくないし、今日は寝るよ。……でも。」


「……なに?」


何かをひらめいたときの泉は、怪しく笑うから、きっとなにか思い付いたのだろう。


「罰ゲームとして、明日は王さまと会っちゃ駄目。ね?」


「………え。」


泉から言われた一言は、衝撃的過ぎた。

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あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時

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