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「兄は多分、もう少しで戻ってきますけど…どうします?切ります?そのままにしておきます?」


朔間さんは、考えているのか、う〜ん、という声を出した。


『あ〜、本当に大した用じゃないんだよねぇ。だから大丈夫。ごめんね。あと…』


「…あと…?」


彼は、柔らかい口調で、私に言った。


『その敬語、使わなくていいよ〜。双子ってことは多分、同い年でしょ〜?』


……聞きました?


アイドルが。あのアイドルが敬語、私に使わなくていいって言ってくれたよ。


「…う、うん…!ありがとう。朔間さん。」


『あ、朔間さんはやめて。別の呼び方にして。』


「…え…?あぁ、うん…」


朔間さん、って呼ばれるの、嫌なのかな。嫌なんだな、きっと。事情はよく知らないけど。


「…じゃあ、凛月くんでいい?」


そう尋ねると、凛月くんは、いいよ、と言ってくれた。


『じゃあ、俺もAって呼ぶね〜。よろしくぅ〜。』


「うん、よろしくおね………が…!?」


よろしくお願いします、と言おうとしたとき、スマホを誰かにとられた。


「っ…い、ずみ…」


そこには、笑顔で立っている、泉がいた。

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あづにゃん(プロフ) - とても面白かったです!!これからも頑張って下さい♪ (2016年2月20日 17時) (レス) id: 77a53820e2 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - 続き楽しみにしてますー! (2016年2月18日 22時) (レス) id: 4d959f0cfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年2月16日 14時

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