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「今のおまえは、意地張って、我慢してる自分に酔ってるだけだ!!」
「っ……!!」
昔のことを、思い出していた。
レオの言葉が、胸に刺さる。自分に酔ってる?意地張ってる?私が?
そんなわけない。そんなはずない。私は、意地なんて張ってない。
…張ってない、のに。
なぜだか、声がでない。
言い返せない。言葉が、出ない。
「なぁA、おまえは関係ないって思うかもしれないけど、おれは、おまえが傷付いてるところをみるのが嫌だ。だから、自分を大切にしてほしいんだ。おまえの悲しむ顔、みたくないから」
そういうと、レオは私のことを優しく、抱きしめてきた。
あたたかい。…こんなに優しく抱きしめられるのはいつぶりだろう。もう、こんなことも忘れてしまっていた。
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マリー(プロフ) - ただ一言と言っておいてまた来ました。とすごく気になるストーリーです。頑張ってください! (2017年9月14日 23時) (レス) id: 5afa144aee (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - ただ一言!応援してます! (2017年9月4日 21時) (レス) id: 5afa144aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睦月 | 作成日時:2017年9月2日 1時