人形少女は黄瀬涼太に好かれているようです(３)【黒子のバスケ】

黄「第四十七話っス!!」笠「つか､何で迷子になるんだよ…」『サア?』笠「さあって､お前…」桃「迷子になりました」←笠「コイツに会いに来ただけだろネタ要員」『ウェーイ』桃「うぇーいっ!!」笠「あ､もうダメだな」← ページ48

─Aside─

「内容､何で知ってるんスか?」

そう言われても､ピンとこなかった｡

考え事をしていた｡

"ほんとに､サーカスに行こうかな"って｡

だから､何の内容かすら分かってない｡

そのせいで適当に流してしまったけど…

黄「でも､楽しみっス」

黄瀬っちはそう言ったから､気にしなくていいと思った｡

それに､今さら行かないなんて言えない｡

『黄瀬ッチ』

黄「ん?」

『晩ゴ飯､ドウシヨウ』←

黄「これぞ空気を読まない平常運転」←

こうして楽しく､黄瀬っちと会話する｡

それだけでも､僕はとても楽しい｡

黄「カレーとか､肉じゃがとか…?」

『ドッチモー』

黄「やっぱり?」

笠松先輩とかなら驚いてるかな｡

でも､黄瀬っちは僕の食欲を知ってるから｡

黄「何でそんなに食べれちゃうんスか?」

『何デ､ダロウネ』

黄「食べてるわりには小さいし」

『……』

黄「ごめんなさい」←

念のため言っておこう｡

僕は､まだ身長は伸びると信じている←

桃「第四十八話でーす」『迷子デース』笠「いや帰れよ」『帰リマース』笠「お前じゃなくて!!」桃「え､私ですか?じゃあ帰ります」黄「やっぱ迷子じゃないんスね」『帰ル』笠「お前はダメだ」『先輩帰レ』←笠「お前喧嘩売ってんのか」←→←森「第四十六話だよ」黄「青峰っちから連絡がきて､行ってみたらほんとに迷ってて…でも頑張ってる姿がかわいくて…」←笠「…しばらく見てただけなんだな」黄「え…いや､えっと…」笠「すぐ助けてやんなかったんだな」黄「そうじゃなくて…」笠「酷いな､お前」黄「もう泣いちゃう」←『ウケルネ』←森「何が!?」

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