人形少女は黄瀬涼太に好かれているようです(３)【黒子のバスケ】

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─Aside─

朝起きてポストの中を見てみると､何かのチケットが入っていた｡

まだ微妙に覚めていない目をこすってそれを見ると､「サーカス」の文字が目に入った｡

思ったのはただ一つ

「気持ち悪い」だけ｡

だから､捨てた｡

それを黄瀬っちに言ってみると､

黄「あ､それって来週来るサーカス団のじゃないスか?一回解散したけど､再開したヤツっスよ」

と｡

正直どうでもいいけど､気持ち悪くて誰かに言わないとモヤモヤが残る感じがしたから｡

黄「でも､捨てたってことは行く気ないんスか?俺､そのサーカスのチケット二枚持ってるんスけど…Aっち誘おうって､思って…」

『行ク』

ん…?

僕､まだ悩んでる｡

なのに､この人形何で勝手に喋った…?

いや､黄瀬っちと行けるならいいかなとは思ったけど…

気になって､人形の頭をポンポンと叩く｡

『……』

特に何も､なさそうだ｡

でも気になる｡

黄瀬っちが不思議そうに見てくるが､気にせずに人形を叩き続けた←

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