人形少女は黄瀬涼太に好かれているようです【黒子のバスケ】

『第三十六話』あ「くしゅっ…」黄「くしゃみって､どうやったら止まるんスか?」黒「僕に聞かれても…」あ「くしゅんっ!」黄「とりあえず､アメいるっスか?」『イル!』黒「何でアメなんですか…」あ「……」黄「止まったっス…!!」黒「偶然ですよね?」 ページ39

─黄瀬side─

トランプを集め終えて､Aっちに渡した｡

あ「ひっく…ひっく…」

トランプを器用にシャッフルして､
床に並べるAっち｡

『誰カ､好キナノ…』

あ「ひっく…」

『僕ニ､見セナイヨウニ…』

あ「ひっく…」

『エラ…』

あ「ひっく…」

『選ンデ』

しゃっくり辛そう←

桃「じゃあ､私が選ぶっ…!!」

これ､何を選んだか当てるヤツかな…

ていうか､ハトをどうにかしてほしい←

桃「これにしよっ」

じーっと､桃っちが選んだトランプを見つめているAっち｡

その間にもしゃっくりは止まらない｡

『…ハート､ノ…クイーン…』

桃「え…私が選んだの､ハートのキング…」

青「失敗かよ」

『黄瀬ッチ…ポケットノ､中…』

黄「ポケット…?」

ジャージのポケットに手を突っ込む

…あれ､何か入ってる｡

黄「ハートのクイーンのトランプ…」

桃「わ､私が選んだ意味ないっ!?
でもすごいっ!!」

あ「ひっく…」

紫「しゃっくり止まってないじゃん」

緑「自然に止まるのを待つのだよ」

『自然ニ…』

あ「ひっく…」

紫「とりあえず､まいう棒あげるから頑張れ〜」

『マイウ棒…!!』

あ「……」

赤「…止まった…?」

『…止マッタ』

黒「まいう棒でしゃっくりが止まるなんて聞いたことありませんよ」

赤「いや､Aだから止まるんだ」

黒「あ…なら､納得です」

黄「納得できるんスか!?」

青「ハトがうるせぇ…あ､第三十七話だ」赤「勉強会するぞ」『帰ル』赤「黄瀬も勉強会するんだぞ」『…黄瀬ッチ』黒「黄瀬くんになつきすぎてませんか?僕にはなついてくれないんですか?」←『黄瀬ッチ…』黄「何この子かわいいんスけど」←→←緑「第三十五話なのだよ」あ「くしゅんっ…」黄「くしゃみ止まんないっスか?」『止マラナ…』あ「くしゅんっ!」緑「…風邪か?」『タブン』あ「くちゅっ…」『…舌､噛ンダ…』黄「大丈夫っスか!?」『ダイジョ…』あ「くしゅんっ!」緑「大丈夫じゃなさそうなのだよ」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す