人形少女は黄瀬涼太に好かれているようです【黒子のバスケ】

『第二十八話｡征クン､後ロ』赤「え…?」『後ロノ､ソノ人､オ友ダチ?』赤「…どんな人だ…?」『…眼鏡､ツケテル…』赤「…眼鏡…?」『ナノダヨッテ､言ッテル』赤「それ緑間」緑「友だちではないのだよ」赤「え?」← ページ29

─黄瀬side─

ほんのり赤く染まったほっぺ

ふわふわしてる銀色の髪

どうしたの?と言いたげに首をかしげている
この天使

もう食べちゃっていいっスか!?←

『ダイジョウブ?』

ぽんぽん､と頭を軽く叩いてくる

相変わらず手は浴衣の袖で隠れてるけど…

それでも嬉しいっスよ!!

黒「黄瀬くん､幸せそうな顔してますけど…
Aさんの大丈夫の意味って…」

青「頭大丈夫ってことだよな」

紫「あ､だから頭ぽんぽんして確かめてるのか」

黄「酷いっス!!泣くっスよ!?(泣」

緑「もう泣いてるのだよ」

ぽんぽんするのをやめて､なでなでと頭を撫でてくれるAっち｡

ほんと優しいっス…!!

黄「Aっちぃ…(泣」

『泣カナイデ』

隠れていた手を出し､ぎゅっと
握ったAっち｡

前にも気になったけど､やっぱり傷だらけだ｡

『アゲル』

そう文化人形が呟く｡

Aっちの手には､アメがあった｡

緑「…A､その手の傷はどうしたのだよ…?」


……｡


何の反応もしない｡

ピクリとも動かない｡

桃「…傷､腕とか脚にもあった､よね…?」


……｡


赤「…A｡話してもいいな?」


……｡


黙って､その場を去るAっち｡

追いかけようとしたけど､赤司っちに止められた｡

赤「追いかけるのは､話を聞いてからの方がいいかもしれない」

黄「…なら､できるだけ､早めに済ませてほしいっス」

青「第二十九話だぜ」赤「お前の後ろの人…誰なんだ?」青「その手には引っかかんねーよ」『…ツマラナイ』青「うるせーな｡何回も同じ手には引っかかるほどバカじゃねぇんだよ､俺は」『違ウ､方法デ…』青「頼むからやめてくれ｡黄瀬にやってくれ」→←桃「第二十七話っ!!」紫「何か､肝試しつまんなかったね〜」桃「うーん…何か､雰囲気が足りなかったかなぁ…」紫「あ､でも峰ちんの叫び声は面白かった」桃「確かに｡すごかったよね､あの叫び声」青「黒歴史を掘り返すな!!」

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