人形少女は黄瀬涼太に好かれているようです【黒子のバスケ】

黒「第十一話です｡黄瀬くんのせいで出番がありません｡この際､尾行でもしようかと考えています」黄「俺の!?」黒「天使に決まってます」『…来ルナ』黒「泣きますよ?」『泣ケ』黄「毒舌っ!?」 ページ12

─黄瀬side─

…気になる←

Aっちのマジックもそうだけど､
手の傷が気になる｡

でも､聞かれたくないことだってあるもんだし…

ここで聞いて､無視されたら寂しいし…

それに､ちょっと料理してたら…って
こともあるっスよね…?

…いや､マジックのタネくらいは聞いたっていいっスよね!?←

黄「Aっち｡さっきのマジックのタネ､
教えてくれないっスか?」


ふるふる｡


黄「ダメなんスか?」


こくり｡


黄「俺がタネを見破るのは?」


こくり｡


あ､それならいいのか｡

黄「じゃあ､もう一回見せてほしいっス!!」

＊＊

空いていたベンチに座り､Aっちのマジックを見せてもらう｡

小さな手の指が､３､２､１､と数える

ぎゅっとその手を握ると､小さな花が現れた｡

黄「…え?」←

握ったら､花潰れるはずなのに潰れてないし

どこに隠し持ってたか分かんないし

こんなの見破れないっスよ!?

黄「もう一回!!」


こてん｡


また?と言いたげにAっちが首をかしげた｡

黄「え､じゃあ…観覧車!!あの観覧車に乗って
一番上んとこになるまで見破れなかったら､
それで終わりにするっス!!」


こくり｡


よし､絶対に見破ってやるっスよ!!!

桃「第十二話!!!」緑「前にラッキーアイテムだったうさぎがいないのだよ」桃「え?いない?」『…オイシカッタ』緑「なっ…!?」『冗談』桃「じゃあ､うさぎは?」『アッチ』緑「どっちなのだよ?」『コッチ』桃「…あっち?」『ソッチ』緑「ややこしいのだよ!!!」→←『第十話』黄「にゃんにゃん､って言ってみてほしいっス!!」『…ニャンニャン』紫「何か､片言だね…」黄「そこは触れちゃだめっスよ!!」

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