伍拾肆 ページ8
Aside
A「……大丈夫かな…ボソッ」
獄卒「大丈夫?何がですか?」
A「あぁいえ。本当に私の料理でよかったんでしょうか…とっても美味しい、というわけではありませんし、サタン様のお口に合わない可能性も十二分にあります」
獄卒「Aさまは心配性ですねぇ�!こんなに綺麗な料理、口に合わないわけないです」
A「そうでしょうか…」
料理を運ぶのを手伝ってくれている獄卒さんに質問を投げ掛けた
…だって、これでサタン様が怒ってしまわれたら私の責任ですよ
…大丈夫かな…
閻魔「あ、Aちゃん!料理できたんだ」
A「はい、できました。…お口に合うかは別として…あぁ、これで全てです。お手伝いいただき、ありがとうございます」
獄卒「いえいえ、Aさまの手伝いをできたというだけで嬉しいですよ。失礼します」
礼儀正しくていい人ですね
地獄の方々は皆さんそうです
もっと早く鬼になれていたなら…
閻魔「パクうんま!!え、めっちゃ美味しいよAちゃんの料理!!」
A「本当ですか?…それならよかったです。……あと、つまみ食いは駄目ですよ」
閻魔「ごめん、美味しそうすぎて我慢できなかった…」
少し項垂れる閻魔大王は、さながらトト□のようだ
A「そんなに項垂れないでください。私こそすいません」
閻魔「Aちゃんが謝らないで!…あれ、鬼灯くん、ちょっと遅いな…」
確かに…
予定では今の時間に食事スタートだったんですが…
A「鬼灯さまですから…金魚草について説明してたりするんじゃないですか?」
閻魔「それだ!……Aちゃんってさ、鬼灯くんのことよく分かってるよね」
分かってる…?
A「どういうことでしょうか」
閻魔「いや、ほら。長年一緒にいるわしより、鬼灯くんのことちゃんと分かってるでしょ?」
A「……そんなことありません、閻魔大王の方がわかっておられます」
そう、絶対に……
A「…では、私は失礼します」
閻魔「Aちゃん!」
A「?何ですか」
閻魔「あのね、何か心配なことや不安なことがあったら、ちゃんと言って?」
A「……ぇ?……」
心配なことや不安なこと…?
勿論ありますよ
…でも、それは、言ったところでどうにもならないことです
言ったとして、貴方がたは解決できますか?
言ったとして、貴方がたは見放さないでくれますか?
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雲隠+α - 黒鴉さん» お役に立てて何よりデス!!更新待ってますネ〜!! (2020年3月26日 21時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
黒鴉(プロフ) - 雲隠+αさん» おお!出来ました!感激…本当に有り難うございます。亀更新ではございますが、これからも何卒宜しくお願い致します! (2020年3月26日 1時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
雲隠+α - 黒鴉さん» (center:〜文章〜) とやれば出来ますヨ!!因みに僕はこれで小説かいてまs(( 〜文章〜のところに真ん中に表示したい文字を書いてネ!!更新待ってます!! (2020年3月25日 13時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
黒鴉(プロフ) - 雲隠+αさん» 初めまして!本当ですか!?スマホ何ですが、よろしければ教えて下さい。お願いします。 (2020年3月21日 2時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
雲隠+α - はじめまして!!【鬼灯の冷徹】面白いですよね!!あ、そういえば質問なんですケド、「空白」って文章を真ん中に表示したいって事ですかネ?((語彙力)) もしそれだったら、僕教えられますヨ!! (2020年3月20日 20時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒鴉 x他1人 | 作成日時:2019年4月4日 15時