【鬼灯の冷徹】輪廻転生〜矛盾〜

伍拾惨 ページ7

唐瓜side



A「ヒーロー…か…」


唐瓜「？A？」


その時、Aはとても悲しそうで、今にも泣き出しそうな顔をしていた


唐瓜「お、おい大丈b


茄子「唐瓜、シッ…」


ぇ…」


茄子の方を見ると、今まで見たことが無いくらい真剣な目をしていた


コイツがこんなに真剣なんだし、きっとコイツなりに何か感じ取ったんだろうな……









A「お二人とも、ありがとうございました。おかげで予想よりも随分早く終わりました」


唐瓜「お礼なんていいって！Aの手伝いするの好きだし。な？茄子」


茄子「うん！Aの手伝いするの、俺好きだよ！だからさ、いつでも言って？何でも手伝うから！」


A「…ﾆｺｯ頼もしいですね」


ｺﾝｺﾝ


獄卒「Aさん、そろそろ用意を」


A「はい。…では唐瓜さん、茄子さん、ありがとうございました」


唐瓜「おう！」


茄子「頑張れよ�！」



ｶﾞﾁｬﾝ




唐瓜「…なぁ、茄子」


茄子「ん�？」


唐瓜「お前…何感じ取ったんだ？」


茄子は少しうつむいた


茄子「…なんか、その話題には触れない方がいい気がしたんだ」


唐瓜「その話題…」


茄子「別に触れたからどうこう、とかじゃないけどさ…俺たちじゃあどうにもできないっていうか…なんていうか…」


唐瓜「あぁ�もう！！はっきり言え！」


茄子「だから…俺たちじゃない気がする、その話題について触れるのは」


唐瓜「え…でも､それじゃAが…」


さっきのAは、言ったりして吐き出さないと、壊れそうだった

それなのに、ほっといていいのか…？


茄子「ただの勘だけどさ…俺たちに話しても、Aの気持ちは晴れないんじゃないかな？多分、俺たちが思っている以上に難しいことだと思う…」


唐瓜「……そっか…」


あ、でも鬼灯さまはどうなんだろう


Aが泣き出しそうだと、絶対仕事どころじゃなくなるよな…


唐瓜「鬼灯さまは？」


茄子「鬼灯さまは…うーん、どうだろ。…保留にしとく？」


唐瓜「…それがいいよな」

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