【鬼灯の冷徹】輪廻転生〜矛盾〜

漆拾漆 ページ32

鬼灯side




ｺﾝｺﾝ




鬼灯「Aさん、鬼灯です」




A「鬼灯さま？ちょっと待って下さい。…ｶﾁｬどうされたんですか？運動会の準備は……」





漸く明日が運動会の「本番」ということで、
最近来れていなかったAさんの部屋にお邪魔しようと、扉を叩いた




開けられた扉から、Aさんの顔が覗く




もう寝ようとしていたのか、いつもの袴から、寝間着に着替えていた





前は毎日見ていたこの姿も、今では懐かしくて愛しくてたまらない





早く、今まで触れていなかった分を取り返したくて、Aさんを抱き締めた





A「鬼灯さま？お疲れなんですか？」




鬼灯「はい……」





突然抱き締めても、何の躊躇もなく抱き締め返してくれるどころか、背中を擦ってまでくれるAさんが本当に好きで仕方ない





A「とりあえず、部屋に入りますか？立ち話もなんですし」




鬼灯「………いいんですか？」




A「今まで散々入ったでしょう(笑)どうぞ」





一歩足を踏み入れると、体中がAさんの香りで包まれた





香りの懐かしさにぼうっ、としているところに届いた、柔らかい緑茶の香り





Aさんが緑茶を淹れてくれたらしい





A「鬼灯さま、自由に座って下さいね。……と言っても、ベッドしかないですが」




鬼灯「ありがとうございます」





いつも通り、Aさんのベッドに腰掛け、Aさんが淹れてくれた何かしらのお茶を飲む





私の日常が戻ってきたような気がしたからか、ただ単に、温かいお茶を飲んだからか、心の底から安堵した









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相も変わらず駄作ですが、優しい神々によってお星さまが黄色くなりました！

感謝感激雨あられです←古い

これからも、恐らく長々とダラダラと続いていくと思われますが、どうぞ宜しくお願いします

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