【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ34)

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惨拾弐ページ34

Aside

唐瓜「鬼灯さまーー！！」

鬼灯さまに手を握られたまま地獄をまわっていると、唐瓜さんが走ってきた

唐瓜「天国の桃源郷から、人材貸し出……って、何Aと手繋いでるんですか！？」

鬼灯「Aさんに怪我をされては困りますから」

唐瓜「流石に過保護すぎなのでは…？」

ですよね、そう思いますよね！

鬼灯「Aさんは、私と手を繋ぐのは嫌ですか？」

A「…嫌ではありませんが、私も流石に過保護すぎかと…」

鬼灯「……そうですか……ｼｭﾝ」

ｼｭﾝ、てしても駄目ですよ、可愛いだけですから

鬼灯「…分かりました、Aさんが嫌ならやめます…」

ｷｭｯ

鬼灯「！？A、さん？」

A「…ｸｽｯ誰も、嫌だなんて言ってませんよ？離して欲しいとも」

鬼灯「ですが、過保護すぎだと…」

あぁ～それは言いましたね

ですが、

A「それは過保護すぎなのが嫌なだけです」

鬼灯「…では、手を繋ぐのはいいんですか？」

A「はい、勿論ですよ。ただし、
Ｔ・Ｐ・Ｏ(時・場所・場合)は守ってください」

鬼灯「……善処します」

A「鬼灯さまは、私と手を繋ぐのは嫌ですか？」

鬼灯「まさか！いいに決まっているじゃないですか。私は離したくありませんから」

そう言って、鬼灯さまは繋いだ手に力をこめた

私も、貴方に離されるのは嫌です

だって、貴方が、

ーーーーー絶対、離しませんよーーーーー

ーーーーーこの手も、貴女のこともーーーーー

そう言ったんですから

「鬼灯さま」は、離さないでくれますか？

この手も、

……いえ、すいません、何も無いです